活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

迷悟の論量を透過す2

2017年08月10日 | 法理

「六根作(な)すこと無し」というお言葉がありますが、

六根のまんま、唯、開放しておけばよいのです。

 

それを、自分の見解をもって六根を使うと違って来るのです。

 

公私の分かれる処です。

 

鼻は鼻にまかせておけばよいのです。

よい香りがしようが、悪い香りがしようが、そういうことに

関係はないのです。

 

どちらも皆自分の法身(ほっしん)の消息です。

六根共に一つ一つあげてみればその通りなのです。

 

「六塵、六境」と名付けられているものが直ちに「六根の真相」

を最も明確に現わしているのです。