活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

安心(あんじん)とは

2017年08月05日 | 仏教

「自己の正体」を見極めたら、もとより迷いや不安や不自由

であったということが、あるはずがないということが、ハッキリ

「自覚」されるのです。

 

これを「安心(仏教では”あんじん”と読みます)」と得たと

いうのです。

 

もし安心(あんじん)を得た以前に不安等の材料というものが

あって、修行によってそういうものが消滅したというのなら

それは間違いです。

 

「ただ」とか「安心(あんじん)」という状態は、「修行以前

のもの」です。

 

もし修行しなければ安心(あんじん)が得られないという

のならば、「ただ」とか「安心(あんじん)」という言葉は

出て来ません。