活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

果満円成2

2017年08月19日 | 法理

「果満円成」というと、何かこれから「果」を「円満」

せしめなければならないと思うものです。

 

そういうことをするから余計にいけないのです。

 

そうではありません。

 

いちいちが果満円成なのです。

 

「波羅提木叉(はらだいもくしゃ)〈いちいちの解脱〉」と

同じことです。

 

人間(にんげん)は何も彼も、その果満円成の様子に対して

どうしても変な考えを起こすから(手をつけるから)それで

うまくいかないのです。