活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

曽って名を知らず1

2017年08月11日 | 法理

「曽(かっ)て名を知らず」とは、「此の物」は一体自分の

体を為すべきものでしょうか、「心」と為すべきものなので

しょうか。

 

実は、「此の物」はそういうものに関係はないのです。

 

従来の「体」と思われているもの、「心」と思われている

ものは皆、後から「人」が名目を付けただけのものです。

 

その名目にしがみついているので「真相(法、道、自己の様子、

今の事実等々)」が分からないのです。