活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

観念と事実7

2017年08月29日 | 法理

観念と事実をはっきり自分自身で承知をする事です。

 

承知出来ない人は、坐ることによって承知をして生活をして

いきさえすれば、観念と事実との違いが分かってきて、

「法の生活」が出来るというのが仏教の教えです。

 

「心仏及衆生 是三無差別」

(しんぶつ ぎゅうしゅじょう ぜさん むしゃべつ)

というお言葉があります。

 

「心仏及衆生」とは、心と仏と衆生と三つあるけれども、

そのままで「差別(しゃべつ)」がないという意味です。