今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

夜はまたいつもの店で  2011.11.05.(2).

2011-11-11 21:18:13 | Weblog



 大山に寄ってから、両親のところに行く積りだったので、店は7時半から予約してあった。でも、生憎の雨で山行きはキャンセルしたので、5時半からに変更。


 まず・・・、乾杯。





 母は貝が好きだ。でも、この店は多くを取り揃えていない・・・、残念。





 もう、これ?




など、など


 そろそろ、季節か・・・・







サザエの造りは撮りわすれたな・・・・、あの磯の香りが美味。



かに味噌とウニ、蛍烏賊の沖漬け  好物です。




やっぱり、熱燗で。




太刀魚の焼き物

結構、脂が乗っている。



イセエビの味噌汁


 ほどほどに?飲んで帰宅。また、ビール。。
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大山で紅葉狩りのはずが・・・・  2011.11.05.

2011-11-11 20:56:38 | Weblog
 なめこの谷の紅葉が思いの外、綺麗だったので同じブナ・ミズナラ林の広がる大山で紅葉を楽しもうと思って、土曜の早朝に家を出た。





またかよ・・・・

 
 少しは、この銀杏並木の黄葉は進んだかな?


 この日は午後からは大山付近は雨模様の予報だったが、朝にも天気予報でそれは確認していた・・・・。それが、高速に入って間もなく、雨が降り出した。西進を続けるが、雨脚は強くなるばかり。





ひどい雨だ。2時間程で米子道への分岐の手前のSAに到着。


 さて、本降りの雨の中、しばらく朝食のおにぎりを食べながら、大山に向かうか迷っていた。30分ほど、時間をつぶして様子を見ていたが・・・・・、雨の弱まる気配は無く・・・・諦めた。。


 高速に戻り、新見ICで降り両親の家に直接向かうことにした。春に石灰岩質の山の花を探して走った道だ。走っていると懐かしいM谷の入り口が見えてきた。雨は弱まることなく降り続いていたが・・・・、この時期の谷の中を覗いてみるのも一興。傘をさして、カメラだけ持って歩き始めた。




M谷

ただでさえ薄暗い谷は、雨でさらに薄暗く、道は濡れ落ち葉で覆われていた。寒々とした、寂しげな光景だ。


 実際は、気温は高目で歩くと汗ばむよう・・・






    
秋明菊


 この野菊は何かな・・・・





 谷は続いていて、雨は相変わらず。。





 道沿いの花などの写真を並べておこう。



シラヤマギク?




アキギリの花のあと  キバナアキギリかもしれないが、キバナ・・で、これだけ花穂の長いものはみたことがない・・・






ユキワリソウ



          

 紅葉・・・





 この谷沿いの道は奥まで続いていて、その先、山を越えて隣の谷まで続いている。


 あそこまでは行こうか・・・





 やがて、谷は狭まり岩壁が迫る。



イワタバコ


 イワタバコというと、川沿いの岩肌で水しぶきのかかるようなところに張り付いているイメージがあったが、こんな所にもいたのか・・・・・。見上げると・・・・






花のあと

 そして、あの場所に着いた。




以前は、あの岩は道のど真ん中に転がっていて、周囲には岩のかけらが散らばっていた。


 この崖崩れで道は車両通行止めとなった。M谷の強い意志。硬い石。この意思/石のお蔭で谷の貴重な自然は随分と守られているに違いない。


 その谷の意思/石の小さなかけらをこっそり、持ち帰った。


 今では、岩は少し片寄せられていて軽自動車は何とか通り抜けられるようになってはいるが、通行止めは解除されてはいない。


 さて、戻ろう。





 雨はまだ、降り続いている。






クサボタン

この谷にはクサボタンも咲いていたのか・・・・


 車に戻り、さらに南下する。








 井原に下る川沿いの谷は暗く、雲だか霧だかに覆われていた。





 紅葉は始まっているようだが、天気が・・・・。
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今朝は雨  2011.11.11.

2011-11-11 08:06:42 | Weblog



 今朝は、雨。天気予報の通りだけど、明日も予報どおり、晴れになってほしいものだね。
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オビトケノコンギク  2011.11.01-07.

2011-11-10 08:08:22 | Weblog
 この所、いつ開くか楽しみにしていた花がある。



オビトケノコンギク 11月1日


 庭にはノコンギクが沢山咲いているのだが、その変種。園芸店から取り寄せて苗を植えてあったのだが、種で幾らでも殖える普通の野紺菊に混じってしまい、その存在すら忘れていた。


 それが、本来の強さで株も大きくなり、蕾を付けているのにようやく気がついた。



11月2日

その翌日、一輪だけ開花。



11月4日 同じ花



11月4日


 そして、その数日後、沢山花を開いた。



11月7日 オビトケノコンギク




ノコンギク


 オビトケノコンギクも殖えるのだろうか?ヨメナ、ノコンギク、オギトケノコンギク、庭の野菊シリーズも増えつつある。
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谷を出て山上の台地を歩く    2011.11.03(2).

2011-11-09 08:05:43 | Weblog



 中腹の谷はかなり深く歩くのに苦労をしたが、道を登りきった山上の台地は広く、明るい。


 この土地は大根作りに適した土質らしく、大根畑で有名なのだが・・・・・




荒れ果てた畑が目立つ。悪天候で放置されたのか、畑にはまばらに大根が残っているが、無断で引っこ抜いて帰るわけには行くまい。。畑の傍らで月見草がポツンと咲いていた。


 おそらく大根畑の跡地なのだろう、一面にススキ野原が広がっている。





 ススキの中の道を走ってゆくと、車が2台停まっていた。遠目には、処分に困って放置された車かと思ったが、そうではなく、その場所から谷に道が続いていて、先には幾つかの滝があるらしかった。滝の周囲にはきのこもあるかもしれないと・・・・、最低限の装備で谷に下りてゆく。




クリタケ






 急な下り坂が続く。うっそうとした森だが、かなり木々は葉を落としていて遠くの紅葉した山の姿が木々の間から見える。





 もう、高低差にして200m位は下っただろうか・・・・後悔していた。帰り道がシンドイな・・・・





 ようやく、滝に到着した。



大鹿滝


 姿の良い滝だ。近づくとしぶきが顔にかかる。





 この滝の先には幾つかの滝が続いているのだが・・・・・、午後の3時を過ぎている、このくらいにしておこうか。。。


 下ってきた急斜面を登り始める。今日は、なめこ採りのはずが収穫も少なく、疲れる一日。きのこでも探しながら、ゆっくり戻ろう。



アラゲコベニチャワンタケ




ヒメヒガサヒトヨタケ  干からびかけた個体と幼菌



 戻る途中で気がついた・・・・。


           

まぁ、時々は見掛けるものだが、ブナの木の肌に熊の爪あと。出会いたくはない、森の友達だな。


 汗を沢山かいて、車を停めた場所にようやく到着。








 夕方になってきた。急いで帰らなければ・・・・・


 帰宅後、なめこの選別と掃除。これが、結構、大変だ。でも、今回は収穫が少なくて良かった??




こんな袋が5つ。
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再び、なめこの谷へ    2011.11.03.

2011-11-08 08:15:05 | Weblog



 独り、なめこの谷の偵察に出かけたのは29日のこと。それから5日しか経っていない。友人と行くことにしていたのは6日だが、この所、気温が高い上に晴天が続いていて新しいなめこの発生は見込めないし、出ているなめこも乾燥したり、腐ったりしてしまいそう・・・・。そんなこんなで、予定を早めて今日、再び採りに行くことにした。


 友人には6時45分に自宅に来てもらうことになっている。支度を済ませてから、時間まで庭で暇を潰す。



オダマキの芽(西別岳)  少し、大きくなって本葉が出た・・・












 時間通りに友人はやってきて、出発だ。それから2時間と少し、高速道と地道を走り目的に到着した。ほんの1週間足らずの間だったが、紅葉は確実に進んでいて・・・・・





 



 先週、辿った道をそのまま進む。





 1週間も経っていないのだから、同じ場所を歩いていたのでは大した収穫は望めないのだが、取り敢えずは先週の取り残しを探しに行く。急斜面をまた攀じ登って歩くが、新たな発生はやはりほとんどない。二人で手分けして探すが・・・・



なめこ


 先週に良い状態のものだけ選んで採っただけに、今回も食べ頃のものしか採る気になれず・・・・、歩いてもなかなか収穫は増えなかった。そして、先週は無理して近づかなかった急斜面のチェックもしなければならず・・・・下がっていった。



ムキタケ

下を見たらビビる、斜面。


 ようやく見つけた食べ頃のなめこなのだが・・・・、斜面から谷にせり出している立ち枯れのミズナラから出ていた。木の根元の平らな部分にまたがると、両足は地面に着かずぶらぶらしている。バランスを取りながらなんとか収穫。





 その後、奥に続く谷を見たり、二俣に分かれた谷沿いを覗いたりしたが、何も見つけることができず引き返した。最後に、去年何キロか採った斜面も登ってみるが、なめこの発生はなく・・・・、登った斜面を下る。




きょうは収穫が少ない割りに、沢山歩き廻ったので疲れた。ちょっと、運動不足だな、息切れがする・・・・


 二人とも嫌になり、探すのを止めた。結局、収穫は二人で2キロちょっとといったところだろう・・・。後は、飲んで食べよう。。公園に移動して・・・・




今日は汗も沢山かいたし、ビールが旨い。紅葉にプレモルって合うな。。。


 南香苑特製の蒸し鶏も登場!









 公園のベンチとテーブルのあるところを借りて、鍋を始める。





 今年は鍋は友人が持ってきている。去年は鍋の具だけ持って来て、肝心の鍋を忘れて往生したなぁ・・・、等と話しながらカセットコンロに火をつけた。出汁は友人特製。なめこは何と、一年前に冷凍した生のなめこを一袋、我が家から持ってきた。まだ、食べられるのか試す積りだった。


 「あっ、お玉忘れた・・・・・。」、「またかよ・・・・、鍋忘れるよりはマシだな。何とかなるさ。」


 さっき、飲んだビールの空き缶が残っていたので、なめこを切りとった鋏で細工。。




どう?



    

ネギを入れ、そして友人の作ってきた海老入り水餃子投入。

 それを食べてから、挽肉、野菜、うどんを入れて、また煮込み・・・・






 
 満腹だ。なめこの味はと言うと、その香りは消えておらず、どちらかというと強くなっているようだった。だから・・・・、冷凍したら一年後でも変わらないとは言い難いところ。微妙だな。。







 その後、紅葉の山を車に乗って散策する・・・・・




今年の紅葉は冴えないと思っていたが、それなりに綺麗になってきているな。


つづく。
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再び、なめこ採りに行く朝、友人を待ちながら・・・  2011.11.04.

2011-11-06 23:14:11 | Weblog

野紺菊


 なめこの谷の偵察に行ってから1週間も経っていないこの日、再度、訪れることになった。朝、友人の到着を待つ間に撮影。。。
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友人になめこを届けに行く  2011.10.30.

2011-11-03 19:18:01 | Weblog
 なめこを沢山収穫した日、傘の開いた大きななめこ・・・・控えめに収穫したのだが・・・・、は保存が利かないので、周囲の知人達に配ったり、自宅用に残した。そして、状態の良いものは、朝から水で軽く洗ってゴミを落とし、一部を冷蔵、残りは全部冷凍庫に入れてしまった。


 なめこは若いものであれば、そのまま冷凍してしまっても数ヶ月はそのままの香りで楽しめるようだ。


 さて、なめこの掃除が終了したので山の近くに住む友人宅に届けに行くことにした。まぁ、それは口実でもあって、例のマツタケのシロのチェックと、今年まだ見ていないホンシメジの確認もする積り・・・・。


 マツタケのシロには、まつたけの姿はなく、当たり前だが・・・・、何とシモコシが1本だけ出ていた。そして、ホンシメジはというと・・・・・






ホンシメジ

出てはいるが、ちょっとだけ。今年はどうもダメだ。


 友人宅は来客中で賑やかだった。幾つか見てもらいたいきのこがあるとかで、見てみるが食べるのは止めるように言っておいた。名前は分からないが、普通にいう「食菌」の中には入らないものだ。持って行ったなめこはすぐに客のもてなしに使われるようだった。上がって食べていくように誘われたが、遠慮して帰った。


 途中、山で見たシモコシが気になり、いつものシモコシのシロを見てみるが、あったのは小さなアミタケ2本。


    
アミタケ  今年はとても貴重だ・・・


 帰宅途中に食材を買い、なめこ汁を作る。鍋で湯を沸かし、和風だし少々、ダイコン、ニンジン、レンコン、ゴボウ、コンニャクを入れて茹で、なめこをドサッと入れたら、2.5リットルの鍋が溢れそうになった・・・・。これだから素人はダメだな・・・・。





 ちょっと、別の鍋に移してから、豚肉を入れて、最後にネギを入れ味噌を溶かして煮込んだ。味見・・・、例の天然なめこの香りが鼻に抜ける。うまーい!!




なめこ汁はこれで、OK。


 後は、残しておいた大振りのなめこで・・・・





 焼きなめこ。。


    
裏を焼いて、表を焼いて・・・・




醤油を付けて・・・・、


 ビールが旨いぞ。ポン酢も試したが、なめこの香りが分からなくなってしまうので、ダメだ。
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2011年 なめこ谷偵察の帰り道 金と銀  2011.10.29(2).

2011-11-03 19:08:38 | Weblog




 無事になめこ採りを終えて車に戻り、荷を降ろした。身軽になったところで川まで降りて散策するつもり。


 下る途中の木の根にクリタケが沢山出ていた。


    
クリタケ

もう、採る気にはなれず写真だけ。。


 川まで降りてきた。





 水は澄んでいて冷たそうだ。



ジンジソウ




ナラタケ


 岩肌には紅葉したイワタバコが付いている。ここに夏に来たことはないな・・・・。この山にはナツエビネの花も咲くらしい。
一度、来なければ・・・・・







 実はアカチシオタケに出会えないかと思って、この谷を降りてきたのだが、今年は見当たらなかった・・・・・、残念。。



 車に戻り帰路につく。このまま帰るにはちょっと早いのだが、収穫したなめこの掃除などを考えると早く帰った方が良い。しばらく走りながら、途中にあるもう一箇所の気になる場所のことを考えていた。一時間ほど走り、やはりハンドルを右に切った。あの高原に寄ってから帰ろう・・・・。


 到着して薄暗い森の中に車を停める。籠とデジカメだけ持って斜面を下る。






クリタケ


 もっと沢山、クリタケが出ていると思ったが、誰か、先行者がいるのだろうか・・・・。ナラタケは幾らでも出ている。


    
ナラタケ


 どちらも収穫する気にならず。。


 今度は車に戻り、反対側の斜面を登ってゆく。



ツルリンドウ


ついこの間、ツルリンドウの花を見たと思ったのだけれど、もうこんなに真っ赤な実を付けている・・・・・


 斜面を登ったところの日当たりの良い、赤松の林に着き、辺りを注意深く見て歩く。






シモコシ(金茸)


 ここではシモコシはあまり見たことは無かったのだが、殖えたのだろうか・・・・。どちらにしても、シモコシが出ているようでは、今年のきのこは本当に終盤だ・・・・。



シモフリシメジ(銀茸)


あった!これが、目的のきのこ。。


    

シモフリは松葉の下に隠れている。。。


 ここにも・・・・


    
シモフリシメジ



 こっちは・・・・



シモコシ


 結局、シモフリシメジの収穫は20本ほど。


 車に戻りながら、他に何かないか探しながら歩くが・・・・、やっぱりナラタケ。






ニガクリタケとキツネタケ


 車に戻り帰り支度をしていると、軽トラが走って来て停まり、一人降りてきた。この辺りできのこをいつも採っている地元の人だった。収穫を見せてもらうと、沢山のクリタケ、ムキタケ、そしてチャナメツムタケ。今年はきのこの出が早いという。そして、これは何だろうというので、見せてもらうと・・・・



オオワライタケ


 まだ、幼菌だ。まさか、食べることはないだろうが・・・・。その人はナラタケを採ってくるというので、挨拶をして別れ、そのまま走り、帰宅した。なめこの他に金さん、銀さんにも会えて収穫の秋。実りの多い一日だった。




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2011年  なめこの谷の偵察  2011.10.29(1).

2011-11-02 19:14:49 | Weblog


 今年、初めてなめこの様子を見に行くことにした。予定では次週、友人と一緒に行くことになっていて、その下見と言うわけだ。一度雨が降って気温が下がってから、また異様に暖かい日が続いている。日曜は雨の確率70%、土曜は終日曇りの予報だったので、土曜の朝から出かけることにした。目的地は去年は熊が大活躍した辺りで、一日に8頭の熊が捕獲されたという報道もあったくらいだ。単独での、道のない山歩きだから、熊対策と危ない斜面の登り降りを避けること、これが大切だ。いつも無理して、何かやらかすから、今日は絶対無理はしないこと。それと、GPSを持っていざとなったらSOSを送れるようにしなければ。。。携帯は役に立たない山の中だから。


 朝の6時半過ぎに自宅を出発。紅葉しかけた銀杏に朝日があたっていた。車の通りはほとんどなく、コンビニに寄り、お茶、おにぎり、熱いコーヒーを買う。おにぎりは非常用の積り。


 そのまま、高速に乗り山崎ICへ向かう。





 前日の予報しか見てはいないのだが、曇りのはずが空は快晴。ドアミラーに上り始めた太陽が映って眩しい。でも、ミラーの中の青空ってのも面白い景色だな・・・・



ドアミラーの中の空


 ちょっと、運転中にイタズラが過ぎるか・・・・。


 約2時間後、いつもの場所に車を停め、支度をする。完全に山支度。山靴にスパッツ、ストックは緩斜面では役に立つが、急斜面では邪魔になるので、車に置いておいた。斜面で頼りになるのは細い木とか草とか岩だから、両手を空けておくことが大切だ。
さて、歩き出す。暫くは道が続いていて、花など見ながら歩いてゆく。



ミヤマママコナ


 花の少なくなったこの季節、貴重だと思って写真を撮っていたが、進んだ先に沢山咲いていた。




 そして、晩秋の花、ヤクシソウ。。





 道はやがて獣道になり・・・・







 消えかけ、沢に下る辺りでなくなった。その沢の反対側が急斜面となっていて、そこを登らなければ先に進めないことになっている。ここを通過できれば後はなんとかなるのだが、土の壁はよく滑り、登る手がかりは、細いタニウツギの木とか、常緑低木など。途中で、一度ずり落ちたが何とか通過した。


 斜面の上は緩斜面になっていて、下草はネマガリタケなどが少しある程度で見渡しが効く。人影は全くなく、熊鈴の音も聞こえてこない。水の流れる音が僅かに聞こえてくるだけだ。天気は快晴。森はあかるくて一人とはいえ、危険を感じない。。


 木々の間からそれらしきものを見つけ歩いてゆくと・・・・




あった。。


 この木は、枯れてからそれほど経っていない。木の肌が崩れていないので、まだ何年かはなめこが出るに違いない。





ザックを降ろして、一人、なめこを採る。


 なめこ採りは、如何に状態の良いものを綺麗に採るかで、後の手間が大きく変わるものだ。今日は一人だし、袋を拡げて鋏を使って、一つ一つ状態の良いものだけ採る。


 こういう時、一人は辛いところ。なめこは沢山あって、時間がかかる。ふと気がつくと周りに音がまったくせず、ときどき、木の実が落ちるのかパサッとか、ドサッとか音がするだけだ。あわてて、熊鈴をザックから外し首から吊るす。途端にチリン、チリン、と賑やかになった。これじゃ、放牧の牛だ。カウベル?。。。


 一本の木で1kgくらい収穫しただろうか。次の木を探して沢筋の崖の上を歩いてゆくと・・・・、またあった。





遠目、ちょっと育っているかな・・・・、近づいてみると・・・




いい感じ。。でも、崖の際の立ち枯れのミズナラで、無理が利かない。





足を滑らせたら、谷底まで転げ落ちてしまう。


 手の届くだけを採って次の木を探した。そして出会ったのが・・・・・




この木には見覚えがあるぞ。。去年も下から上までびっしりとなめこが出ていたっけ・・・。今年は、去年とほとんど同じペースでなめこが出ているようだ。時期も状態も同じ。








ただ、黙々と鋏でなめこを切り取る。若いなめこは残すのだが、まるで意味がない。だって、全くの無競争の山。残しておいても腐るだけだし、残さなかったらなめこの発生が悪くなる訳でもない。


 山ではナラガレ病で立ち枯れるミズナラが増え、なめこは沢山出ているのだから・・・・・。


 その後、何本かのなめこの出ている木に出会ったが、状態の良いものは少なかった。でも、既にザックはほとんど満杯だ。


 下って行くと、ムキタケの沢山出ている木に出会った。



ムキタケ

手の届くところを収穫して、見上げる。





如何にも大きくなりそうな赤味の強い大粒のなめこ幼菌の上には、ムキタケがまた出ているが、届かないものはしょうがない。。


 森に入ってから2時間とちょっと過ぎたところだが、ザックは重く、これ以上採っても手で持っては帰りの斜面が心配。

 昼飯にしよう。陽あたりの良い斜面に木の根っこが転がっていた。その辺りでザックを降ろし、まずビール。。





美味い! ビールを置いた根っこからきのこが出ている。ヌメリスギタケとかの類だが・・・・


 そして、昼は途中のコンビニで貰ったお湯で・・・・




旨い! 食べて、飲んだが、まだ12時だ。時間が有り余っているかんじ。ポカポカと暖かくて気持ちが良い。しばらくウトウトとしていた。


 そしてふと周りを見回すと、寝転んだ脇の木から可愛いなめこの幼菌が出ている。





 木の反対側を見てみると・・・・




こういうの、味噌汁に入れたら美味そうだな、と思って幼菌だが採集。


 ブナ林の紅葉はもうひと息、もっと冷え込まないと綺麗に色付かないだろうな・・・





 結局、1時間以上、この暖かな斜面でくつろいでから谷を下った。その下りが大問題・・・・・




ここは無事には降りられそうもない・・・・・


 ここは・・・・・




途中まで木の根を掴みながら降りていったが、にっちもさっちも行かなくなり、必死で這い上がって元に戻ってきた。


 結局、登ってきた場所に辿り着き、慎重に下る。そして、歩いてきた獣道を通り・・・・・





 歩いてゆく。左側、山側の斜面では去年はなめこを沢山採ったのだが、今年は紅葉が遅い。葉が全く落ちておらず、見通しが利かない。





 

 あるだろうなとは思いつつ、そのまま車まで戻った。


 偵察の積りだったが、帰宅後、計ってみると収穫は3.6kg。良いところだけ採ってだから、まあ、良いんじゃない?
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歩いて会社(2)  2011.10.26.

2011-11-01 19:56:22 | Weblog



 翌日も30分早く玄関を出て・・・・、庭で寄り道をして・・・・









野紺菊




小菊


 
 ようやく、歩き出した。坂を下る途中の道端に秋明菊。



秋明菊



メランポジウムとシソ科、何だっけ?


 信号を渡って、これから歩く方向を見渡す。





 また川の方へ下って歩く。






オシロイバナ  

何か、久し振りだ。




マリーゴールド


 田圃の畦に何故か、紫式部の立派な株。








 そして、国道を渡り、田圃の中の道へ。。




稲刈りはかなり進んでいて・・・・


 脱穀したモミガラを燃やしている。





 道の脇に・・・、これはヨメナのようだ。





 さあ、仕事をしに行こう・・・・。
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