出発前の自宅庭で
友人から連絡があり、今年はムラサキセンブリの花数が多いという。2週ほど前に聞いた時は、まだ咲いていないということだった。
食菌にしか興味がない友人が足繫く通うのは近くにアミタケが出る場所があるからだろう。でも、今秋はきのこが出ない。全くでない。だから、通うことになる。
とは言え、僕は満を持してムラサキセンブリの花を見に行くことにした。きのこは、もう期待することはやめた。
朝はのんびりして、家を出たのは10時過ぎだったか。朝から風が強くて寒い日、これで花の写真が撮れるのか分からないほどだ。
翌日に延期した方が良いか迷ったけれど、迷った時は動くのが大抵の場合、正解だ。
昼前に現地近くのスペースに車を停めて、歩きだす。これからかなり歩かないといけない・・・・。
この景色を見て、ここが何処か分かる人もいるだろう。でも、花が咲く場所までは道のない斜面を登らなければならない。
ノブドウ
ナギナタコウジュ?
ここで見たことが無かった。小振りだし、違うのかもしれない。
!?
何でこれが、此処に・・・・。似ている・・・・、自宅庭にグランドカバーとして入れた白花のウツボグサに。
普通のウツボグサなのだろうか。花の季節に来てみるしか確認する術はないのだろう。
花の咲く場所へ辿り着く道しるべは覚えていた。一つ間違うと、攀じ登ったり、ブッシュを通り抜けなければならなくなる。
ムラサキセンブリ
今年は花数が多いという情報は、嘘だ。去年と比べても随分と少ない。開花時期が遅れているような気がするが、ピークが明確ではなかっただけなのかも。
ムラサキセンブリ
センブリかとも思ったけれど、ムラサキセンブリの色の変異の範囲内。
毎年、雨で崖が崩れて花の咲く場所が変ってゆく。去年、咲き乱れていた場所が崩れて埋まっていたりもするから、周囲を探索して見なければ・・・・。