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野紺菊
オオスズメバチが巣を造ってブンブン飛び回る東屋を避けて、近くのカレンフェルトの石灰岩に腰かけておにぎりを食べた。
その脇に何とも自分好みの野紺菊が咲いていた。ほんのりと優しい桃色の野紺菊。
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野紺菊には色の変異が多い。今までにいろいろな所でいろいろな野紺菊を見て来た。ほとんど白に近い薄紫のものから、濃い紫色のもの、
青みの強いものなど。時々、このような桃色の野紺菊を見掛ける。以前に見たのは長野県から愛知県へ地道を走って南下する途中の道の脇。
きっと、スコップを持っていたら、ちょっと掘り取って庭に移植していただろうなと思う。
自宅には野紺菊の園芸種を5種類ほど植えているのだが、かなり交雑しているようで面白い。今度此処に来るときはスコップを持って来よう。
野紺菊をちょっと掘り取るのを見て怒る人はいないだろう。
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食べ終わってから少しだけ、周囲を歩いた。早春には近くにいろいろな花が咲くし、夏には植栽だが沢山のナツズイセンやヒゴタイが咲くのだが、
今は野菊が咲いているくらいで珍しいものは無かった。
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センボンヤリの頭果
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キバナアキギリ
これからタカネハンショウヅルの咲く川沿いの場所に移動しようと思うのだが、果たして行きつけるだろうか。