センブリ
今シーズンのきのこは諦めたとはいえ、10月の後半。いつもなら、秋のきのこがいろいろ出る頃だ。少しは雨も降ったし、何かしら、
見つかるだろうと思って家を出た。でも、驚くほどきのこの姿は無い。全くないのだ。もう、それほど真剣に探す気も起らなくなっているから、
見逃すこともあるだろう。でも、兎に角、何もない。
あっさり諦めて帰ろうかと思ったが、山の中の木がまばらで笹が生えている辺りにセンブリが咲くことを思い出して、行って見た。
いつものルートから100mほどしか離れていない場所だが、ここ数年は行って見たことがない。どうかなと思ったけれど、相変わらず笹はまばらで、
センブリも変わらずに咲いていた。以前より、数は少ないかもしれない。
ムラサキセンブリとセンブリは咲く時期はほぼ、一緒だけれど、ムラサキセンブリは特殊な土壌にしか生えないようだ。蛇紋岩質の荒れ地に咲くといわれるが、
どうもそれ以外の場所にも咲いている。塩基性の土壌であれば咲くのかもしれない。
アキノキリンソウ
背景の赤い葉はヌルデの紅葉、秋だ。
山道を下り、車に戻る途中、ちらりと斜面を見た。
乾燥した斜面に枯れた木の根が残る。あれっ・・・
ニガクリタケ
ニガクリタケもきのこの内。今日の貴重な唯一のきのこだった。