アキチョウジ
秋に咲くしそ科の花たちはどれも好きだけれど、アキチョウジはその中でも好みの花だ。環境が適していて他の草とも競合しないと、
これほどに密に咲くのだなと感心する。
これを庭で再現するとなると、とても無理な話だ。やはり、花は野に咲くもの。
少し走り、集落の中を通って行くと、丁度、町内の清掃の日になっていたらしい。人が出て溝掃除をしていた。その脇に植え込みがあって、
フジバカマにアサギマダラが集まって飛び回っていた。車を停めて撮ろうとするのだが、上手く撮れない。
タテハ達とアサギマダラ
飛んでいる蝶の撮影は諦めて、溝掃除のおばちゃん達としばし歓談して、先を急いだ。
良い天気。のんびりと花を探しながらのドライブには最適だ。
シロヨメナ
日陰の道の山側斜面にはシロヨメナ、野紺菊などが咲いている。でも、野紺菊は盛りを過ぎてしまっているようだ。
道は登っていてどんどんと標高を上げてゆく。ところどころ、山は色付き始めていて、目立つのはヤマブドウの紅葉だ。
車を停めて見てみるとヤマブドウの実が沢山成っていた。でも、見えているのに届かない。
友人は高枝キリバサミが積んであったはずだと言って、車の中を探していたが、どうも前のドライブの後、降ろしていたようだ。
辛うじて手が届いた枝の二粒を分けて含んだけれど、甘酸っぱい味。やっぱり、この時期の山のドライブには高枝きりばさみが必須だね、教訓。
扇ノ山の登山口辺りまで登り、道の脇の日陰を覗き込むと、白い花が群れ咲いていた。
あれ、これはジンジソウとはちょっと違う・・・・
ナメラダイモンジソウ
どうも、ジンジソウとナメラダイモンジソウの咲き分け?が分からない。
日陰の水の沁み出す岩壁などが好きな植物なのだが、これまで二種が一緒に咲いているのは見たことがないように思う。
高度を上げて来たけれど、ここでも水不足は深刻で、綺麗に咲いている脇には・・・・
萎れてしまった株も見えた。