経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

9月5日礼拝「士師の時代②-兵は多すぎる-」

2021-09-06 09:42:57 | 礼拝
士師記7章2節~7節,16~22節 

 (1)ギデオンのもとに集まった民は、朝早くハロデの泉のそばに陣を敷きました。一方ミディアン人はイスラエルの陣営の北方に陣を敷きました。イスラエル軍は総勢3万二千人。一方のミディアン人は13万5千人で、数の上でははるかにイスラエル軍を圧倒していました。ところが、主は思いがけない命令を下します。(2)「あなたと一緒にいる兵は多すぎるので、わたしはミディアン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが『自分の手で自分を救った』と言って、わたしに向かって誇るといけないからだ。」そこで、主は2回にわたり、民を選別して減らすように命じます。 (3)「だれでも恐れおののく者は帰り、ギルアデ山から離れよ」と、ギデオンが呼びかけると、何と2万2千人が帰っていきました。一万人が残りました。しかし、主はさらに、少なくするように命じます。兵士を水辺に連れて行き、両手をついて犬のように水を飲んだ人や、膝をつきながら夢中で水を飲んだ人たちは家に帰されました。戦いのために選ばれたのは、たったの三百人でした。家に帰った多くの兵士たちを見て、ギデオンはますます主に御頼りしたことでしょう。

 戦いの準備がすべて整いましたが、その夜、主はギデオンに偵察に行くことを許されました。(10~11)「もし、あなたが下って行くことを恐れるなら、あなたの従者プラと一緒に陣営に下って行き、彼らが何を言っているかを聞け。」彼らが陣営の端に行くと、ちょうど一人の者が仲間に夢の話をしていました。(13)「大麦のパンの塊が一つ、ミディアン人の陣営に転がって来て、天幕を打ち倒してしまった」と話しますと、もう一人の仲間は、(14)「それはイスラエル人ヨアシュの子ギデオンの剣にほかならない、神が彼の手にミディアン人と陣営全部を渡されたのだ」と答えました。このように、主は敵の一人に夢を見させ、それをもう一人の者に解き明かさせて、ギデオンに聞かせたのです。敵が戦う前から恐れていることを知り、ギデオンは勝利を確信しました。今回の偵察は、敵の様子を探り、戦略を立てるための偵察ではなく、指揮官であるギデオンの恐れを取り除くためであったのです。恐れや不安は、しばしば私たちが自由に動き、主にお従いしていくことを妨げます。神は私たちにも寄り添い、従うことができるように忍耐深く導いてくださるのです。

  (19)真夜中の夜番の始まる時、彼らは陣営に到着しました。ギデオンの合図に合わせて、100人ずつ3隊に分かれていた300人が一斉に角笛を吹き鳴らし、つぼを打ち壊しました。それから左手にたいまつを握り、右手に吹き鳴らす角笛を握って、「主の剣、ギデオンの剣だ」と叫び、それぞれ陣営の周囲に着いたので、ミディアン人たちは驚き、パニックになりました。真っ暗闇の中で、一斉に吹き鳴らした角笛の大きな音、一度に割れる空壺の音、赤々と燃えるたいまつの不気味な炎、そして全員で叫ぶ雄叫びの声。眠りについていたミディアン人は恐怖に襲われ、イスラエルの大軍に囲まれたと勘違いして、あちこちで同士討ちが起き、残りの者たちも陣営から逃げていきました。まさに主が与えてくださった大勝利でした。あの気弱なギデオンが、たった三百人の兵隊で4百倍以上の敵に打ち勝つことができたのです。どんなに小さく弱い者であっても、主に信頼するならば、主ご自身が力を発揮してくださるのです。私たちクリスチャンは、この世にあっては少数派です。あなたは今の職場で、学校で、近隣で、たった一人のクリスチャンであるかもしれません。また様々な戦いがあるかもしれません。でも主が戦われるので勝利していくことができるのです。主に頼り祈りましょう。信仰によって恐れず大胆に歩んでいくことができるのです。
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