聖書:ヨハネの手紙第一 4章7~21節
メッセージ:“神は愛です”
特別音楽:バッハ“目覚めよと呼ぶ声が聞こえ”
1.愛は神から出ています
(9~10)「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し御子を遣わされました。神は人の罪をそのままにはされません。人の罪を赦すために御子を身代わりとして十字架にかけられました。ここに神の愛が示されました。
2.愛は私たちのうちに全うされます
(11~12)「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。いまだかって、だれも神を見た者はありません。もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。」
誰も神を見た者はありません。しかし私たちが互いに愛し合うとき、神の愛は私たちのうちに全うされ、人々は神の愛を見ることができるのです。互いに愛し合う私たちを通して神の愛が表されていきますように。
3.愛は恐れ憎しみを締め出します
(18)「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。なぜなら恐れには刑罰が伴っているからです。恐れる者の愛は、全きものとなっていないのです。」
(20~21)「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません。神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。」
愛は恐れや憎しみを取り去り、兄弟愛を生み出します。
先の大戦の真珠湾攻撃を率いた淵田美津雄氏は、戦後回心しキリスト教の伝道者となりました。そのきっかけとなった人が、マーガレット・コヴェルという人です。彼女はアメリカユタ州にある捕虜収容所の病院で負傷した日本兵のために献身的に働いていました。捕虜たちは不思議に思い、「お嬢さん、どういうわけで、こんなに私たちを親切にして下さるのですか?」と尋ねました。彼女は始め言葉を濁していましたが、あまりに問い詰められるので、「いいえ、私の両親があなたがたの日本軍隊によって殺されたからです。」と打ち明けます。彼女の両親はキリスト教宣教師として日本に住み、戦争が激しくなるとフィリビンに移りますが、スパイの嫌疑をかけられ殺されてしまいました。それを見ていた現地人の話によると、二人は最後まで心を合わせて熱心に祈りを捧げていたということです。両親の死を聞いたマーガレットは悲しみ恨みますが、両親の地上での最後の祈りを思う時、日本人に憎しみを返すことではなく、両親の志を継いで日本人にキリストの愛を伝えることだと思ったそうです。それから自分の町に捕虜収容所の病院があることを知り、負傷した日本兵のために働きました。(『真珠湾攻撃総隊長の回想・淵田美津雄自叙伝』より)
淵田さんは、帰還兵から聞いたこのマーガレットさんの話をきっかけにキリストへと導かれます。
神は神に敵対していた者を救うために御子を遣わされました。ここに愛があります。互いに愛し合い、神の愛が私たちのうちに全うされますように。
メッセージ:“神は愛です”
特別音楽:バッハ“目覚めよと呼ぶ声が聞こえ”
1.愛は神から出ています
(9~10)「神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し御子を遣わされました。神は人の罪をそのままにはされません。人の罪を赦すために御子を身代わりとして十字架にかけられました。ここに神の愛が示されました。
2.愛は私たちのうちに全うされます
(11~12)「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。いまだかって、だれも神を見た者はありません。もし私たちが互いに愛し合うなら、神は私たちのうちにおられ、神の愛が私たちのうちに全うされるのです。」
誰も神を見た者はありません。しかし私たちが互いに愛し合うとき、神の愛は私たちのうちに全うされ、人々は神の愛を見ることができるのです。互いに愛し合う私たちを通して神の愛が表されていきますように。
3.愛は恐れ憎しみを締め出します
(18)「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。なぜなら恐れには刑罰が伴っているからです。恐れる者の愛は、全きものとなっていないのです。」
(20~21)「神を愛すると言いながら兄弟を憎んでいるなら、その人は偽り者です。目に見える兄弟を愛していない者に、目に見えない神を愛することはできません。神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています。」
愛は恐れや憎しみを取り去り、兄弟愛を生み出します。
先の大戦の真珠湾攻撃を率いた淵田美津雄氏は、戦後回心しキリスト教の伝道者となりました。そのきっかけとなった人が、マーガレット・コヴェルという人です。彼女はアメリカユタ州にある捕虜収容所の病院で負傷した日本兵のために献身的に働いていました。捕虜たちは不思議に思い、「お嬢さん、どういうわけで、こんなに私たちを親切にして下さるのですか?」と尋ねました。彼女は始め言葉を濁していましたが、あまりに問い詰められるので、「いいえ、私の両親があなたがたの日本軍隊によって殺されたからです。」と打ち明けます。彼女の両親はキリスト教宣教師として日本に住み、戦争が激しくなるとフィリビンに移りますが、スパイの嫌疑をかけられ殺されてしまいました。それを見ていた現地人の話によると、二人は最後まで心を合わせて熱心に祈りを捧げていたということです。両親の死を聞いたマーガレットは悲しみ恨みますが、両親の地上での最後の祈りを思う時、日本人に憎しみを返すことではなく、両親の志を継いで日本人にキリストの愛を伝えることだと思ったそうです。それから自分の町に捕虜収容所の病院があることを知り、負傷した日本兵のために働きました。(『真珠湾攻撃総隊長の回想・淵田美津雄自叙伝』より)
淵田さんは、帰還兵から聞いたこのマーガレットさんの話をきっかけにキリストへと導かれます。
神は神に敵対していた者を救うために御子を遣わされました。ここに愛があります。互いに愛し合い、神の愛が私たちのうちに全うされますように。