経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

1月30日礼拝「主イエスのたとえ話④ー備えて待つー」

2022-01-31 17:18:53 | 礼拝
マタイの福音書25章1~13節



 再臨は、結婚の祝宴にたとえられています。(1)「天の御国は、それぞれともしびを持って花婿を迎えに出る、十人の娘にたとえることができます。」当時のユダヤ人の結婚式は夜に盛大に行われました。花婿は花嫁の家に花嫁を迎えに行き、花嫁を連れて帰るのですが、その時、花嫁の付き添いの娘たちが明りを持って花婿を出迎えました。花婿を出迎える娘たちは10人で、五人は愚かで、五人は賢い娘でした。愚かな娘たちはともしびは持っていましたが、油がなくなった時のための予備の油を用意していませんでした。賢い娘たちは、ともしびと共に万が一油がなくなった場合に備えて予備の油を持っていました。再臨と言うと、世の終わり、天地が亡びる、さばきなど、恐怖に目が行きがちです。でも主が来られるということは、結婚式で花嫁が花婿を迎えるように、愛と喜びにあふれています。主の再臨は婚礼の喜びであり、花婿が来られることを喜んで待ち望むことなのです。

 花嫁に付き添う10人の娘たちは、花婿がいつ来るかいつ来るかと期待に胸膨らませ待っていました。ところが、ここで問題が起きます。花婿は予想に反してなかなか来ませんでした。夜も次第に更けてきて、娘たちは十人全員寝てしまいます。そんな時、 (6)「さあ、花婿だ。迎えに出なさい」と叫ぶ声がしました。娘たちは飛び起きて、自分のともしびを整えました。ところが、ともしびの火が小さくなって今にも消えそうです。賢い娘たちは持っていた予備の油を補充し、ともしびはまた明るく輝きました。けれども油を準備していなかった娘たちは困ってしまい、賢い娘たちに言います。(8)「私たちのともしびが消えそうなので、あなたがたの油を分けてください。」しかし、賢い娘たちは(9)「いいえ、分けてあげるにはとても足りません。それより、店に行って自分の分を買ってください。」かわいそうですが、油は自分たちの分しかなかったので、分けてあげることはできませんでした。この「油」は「聖霊」をあらわしています。聖霊は神様を信じる者にそれぞれ与えられています。誰かから譲り受けたり、誰かにあげたりできるものではありません。油の準備は一人ひとりがすることです。

 ともしびが消えそうな娘たちは急いで油を買いに出かけました。しかしその間に、花婿が来てしまいました。そして、無情にも賢い娘たちだけが祝宴に入り、戸は閉じられてしまいます。油を買って店から帰ってきた娘たちは、戸口でドアをたたき、「ご主人様、ご主人様、開けてください」とお願いしますが、「私はあなたがたを知らない」と声が帰ってきました。愚かな娘たちは婚宴の喜びに加わることができませんでした。そしてたとえの最後にこのように言われます。(13)「ですから、目を覚ましていなさい。その日、その時をあなたがたは知らないのですから。」「目を覚ましていなさい」とはどういうことでしょうか?賢い娘たちも眠っていましたから、「目を覚ましている」とは、「備える・準備をする」ということです。油を絶やさなかった賢い娘たちのように、いつイエス様がいらっしゃっても喜んで迎えられるように準備をしていなさいという意味です。それは、私たち一人ひとりが神様を信じ、聖霊に従い、神様の愛に生かされていくことに他ありません。再臨とは、花婿を喜び迎える婚宴だということ、神の国に入るとは、愛と喜びで満ちあふれているということを心に留めていきたいと思います。喜んで主が再び来られることを日々備えて待ち望んでいきたいと思います。「目を覚ましていなさい」と言われたように、自分の油をいつも絶やさないように、聖霊に従って歩み、神様の愛に生かしていただきましょう。
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1月23日礼拝「主イエスのたとえ話③ー祈りの生活ー」

2022-01-23 20:36:19 | 礼拝
聖書:ルカの福音書18章9~14節

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1月16日礼拝「主イエスのたとえ話②ー待っている神ー」

2022-01-17 14:32:56 | 礼拝
聖書:ルカの福音書15章11~32節

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1月9日礼拝「主イエスのたとえ話①ー隣人となるー」

2022-01-09 19:13:42 | 礼拝
聖書:ルカの福音書10章25~37節

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