経堂めぐみ教会

日曜礼拝のメッセージ動画です。

1月19日 「仕える喜び」

2020-01-20 19:48:20 | 礼拝
聖書:ダニエル書6章3~10節、15~23節  

 新バビロニア帝国が滅び、ダレイオスが王となって全国を治めた時、ダニエルはその大臣の一人に任命されました。彼は他の大臣や太守たちよりも際立って秀でていました。それは、(3)「彼のうちにすぐれた霊が宿っていた」からでした。そのため、他の者たちはダニエルを妬ましく思い、どうにかして彼を失脚させようとしましたが、彼には何の欠点も見つけられず訴える口実がありませんでした。そこで彼らはダニエルの信仰から訴える理由をつくりだそうとします。彼らは「今から三十日間、王よ、いかなる神にでも人にでも、あなた以外に祈願をする者は、だれでも獅子の穴に投げ込まれる。」という法令を制定するように王をそそのかし署名させます。ところが、ダニエルはこの禁令に王が署名されたのを知りながらも、いつもと変わらず、日に三度神の前にひざまずき、祈って感謝をささげていました。大きな危機が彼の身に近づいていましたが、動揺することなくふだん通りの生活を続けました。どうしてダニエルはそのようにできたのでしょう?(10)「日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝を奉げていた」と書いてありますように、日々の祈りと礼拝が彼の生き方の土台となっていました。こうした毎日の営みが何事にも動じない神への信頼を培っていきました。

 案の定、大臣や太守たちは申し合わせてやって来て、ダニエルが自分の神に祈っている姿を確認し、王に訴え出ました。(13)「王よ。ユダからの捕虜の一人ダニエルは、あなたと、ご署名になった禁令を無視して、日に三度、自分勝手な祈願をしております。」王はこのことを聞いて非常に憂い、何とかダニエルを救おうと努力しますがもう手遅れでした。一度命じた王の命令は取り下げることはできませんでした。それで王はしかたなく命令を出し、ダニエルは連れて来られ獅子の穴の中に投げ込まれました。その時、王はダニエルに話しかけます。(16)「おまえがいつも仕えている神が、おまえをお救いになるように。」王は宮殿に帰りますが、一晩中断食をしダニエルの身を心配してその夜は一睡もしませんでした。王は夜が明けるとすぐに獅子の穴に急ぎ、その穴に近づくと王は悲痛な声でダニエルに呼びかけました。(20)「生ける神のしもべダニエルよ。おまえがいつも仕えている神は、おまえを獅子から救うことができたか。」すると穴から声がしました。(21)「王よ、永遠に生きられますように。私の神が御使いを送り、獅子の口をふさいでくださったので、獅子は私に何の危害も加えませんでした。」王は非常に喜び、ダニエルをその穴から引き上げるように命じます。彼には何の傷も見つかりませんでした。
 
 ダレイオス王はダニエルの神を「おまえがいつも仕えている神」と言いました。ダニエルの普段の信仰生活が王にそのように言わせました。15、6歳で奴隷としてバビロンに連れて来られた青年はもう85歳前後になっていましたが、どのような時にもダニエルは忠実に主に仕えていました。自分の力で、頑張りで主に仕えていこうとするならば、一時的にはできるかもしれませんが疲れて長続きはしません。ダニエルのうちには「すぐれた霊が宿っていた」と書いてあります。彼はバビロンで責任ある仕事を長い間忠実に行ってきましたが、それは彼のうちに宿っていたすぐれた霊によるものでした。ダビデは詩篇の中で(51:12)「あなたの救いの喜びを私に戻し、仕えることを喜ぶ霊で私を支えてください」と語っています。ダニエルは一生涯「仕えることを喜ぶ霊」で支えられていたのでしょう。主は私たちのために十字架にかかり、よみがえり、天に上げられ、聖霊を送られました。主の霊で支えられ喜んで仕えていけますように。主の御用のために用いてください。
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