2006北海道マラソン完走記

スタート前の気温既に31度
真駒内陸上競技場は日陰が少ないのでつらい。

12：20スタート
4100番台のゼッケンなので、
後ろのほうからのスタートとなった。
最初は集団がばらけずのんびり走る。
1km7分44秒かかった。

ずっと隙間を縫って前へ前へという走りをしてました。
ようやく10km過ぎから集団がばらけてきて、
自分のペース1km4分30秒で走り始める。

21km地点を1時間43分で通過。
練習でもハーフまでしか走ったことが無いので、
この先どうなるか正直怖かった。

26km地点でついに立ち止まってしまった。
未知の領域に突入。
体力の限界を感じる。
ふくらはぎ、太ももが痙攣し始める。
1km4分30秒のペースから1km5分に落ちた。
あと何キロ進めるか判らないが、走り始める。

30kmの表示を見たときちょっと安心した。
余力は無いけど、なんとか未知の領域の30kmに到達したという達成感が生まれる。
もうちょっと頑張ってみようという気になった。

この頃から給水のたびに立ち止まってガブガブ飲みまくる。
34km地点でさらに体が動かなくなった。
キツイ。メチャメチャキツイ。
歩くしかなかった。
ちょっと歩いたら若干回復したので、また走り始める。

歩いては走って、走っては歩いての繰り返しで、
競馬場の横を通過していく。

大通り公園に到達して、
40kmの表示を見たとき、
涙が出てきた。
30km以降はずっと苦しかったので、
40kmまではたどり着けないかもと思っていたので、
すごくうれしかった。

駅前通に入って、
すすきので応援してくれている同僚のYがいたので、
ちょっとだけ力が出てきた。
最後の力を振り絞ってって、
何回振り絞ったか判らないが、
とにかく中島公園にたどり着く。
ゴールまで数百mあるが、ほっとしてまた涙が出てきた。
この公園内で前を走っていた男性が急にふらふらしだして、
公園内で倒れてしまった。
一歩間違えば自分かもと思って、
意識だけは飛ばさないように気を引き締めなおした。
ゴールが見えてきたとき何もかも忘れてしまいました。

3時間31分44秒でゴール。

ゴールして座りたかったけど、邪魔になるので、頑張って奥まで移動。
ボーイスカウトから完走記念メダルをもらう。
嬉しかった。素直に「ありがとう」って言えました。

自分の限界を何度も超えたような気がしました。
一番強く思ったことは、
暑さに負けない頑丈な体を自分に授けてくれた両親への感謝の気持ちでした。
本当にありがとうございます。