先日テレビで、漫画家の水木しげるさんの戦争体験をもとにした「総員玉砕せよ」を見た。ニューギニア戦線は、食糧難と物資不足、さらには伝染病の蔓延、頼みの援軍さえなく、引き返すことも出来ず、全員玉砕と言う無謀な命令を下した。
なぜ生きてはいけないのか、なぜ死ななければならないのか、自分の命を国家に翻弄され、死んでいかなければならない戦争の悲惨さが描かれていた。
水木さんの隊の参謀は、自分が玉砕を見届けると言って、部下を突撃させ、自分だけが生きのびようとした。それが戦争の本質を除かせた、強烈な一場面であった。
私の親戚にも、わずかしか生還できなかった戦場にいた人がいた。自分は大学出の上官だったから、蛇もトカゲも食べたが食料が確保でき、それで餓死せずに助かったと、酒を飲んだ時に一度だけもらした事があった。
沖縄戦線での、ひめゆり部隊の映画もテレビで放映していた。
校長先生が、軍の命令を伝え、私の気持も察してくれと、自分勝手なことを言い、責任を逃れようとした場面があった。責任を果たすのは自分の上位の人たちに対してであって、自分の下にいる者に対する責任が無かったのは、前述した、参謀と同じである。
戦後、B・C級戦犯になって、処刑された軍人が千人近く居たとされるが、公開されないでいるのか知らないけれど、ほとんどが最高責任者である、大元帥閣下の戦争責任を口にした者はいなかったようだ。恐ろしい時代であり、恐ろしい教育である。
戦後60年の節目に、靖国神社を見学した事がある。
当時の世界情勢からして「自衛の為の戦争」というのは一見正しいように思えるが、どれほどの人が無残で意味のない死を遂げさせられたかを念頭に置き、靖国神社をお参りすると、戦争が人間のもっとも愚かな行為だということに気付く。8月15日というのは、私には「責任のとりかた」についてを考える日ではないかと、今年はテレビの番組から教えられたような気がする。。
議員の事務所経費の問題、社会保険庁や林野庁の問題、イラク戦争への米軍への支援、身近には市町村合併など、過ぎた事だから「しかたがない」が、いまだに国中にまかり通っていれば、62年たった今でも、以前、精神面で成長の無い国になっているような気がしてならない。
なぜ生きてはいけないのか、なぜ死ななければならないのか、自分の命を国家に翻弄され、死んでいかなければならない戦争の悲惨さが描かれていた。
水木さんの隊の参謀は、自分が玉砕を見届けると言って、部下を突撃させ、自分だけが生きのびようとした。それが戦争の本質を除かせた、強烈な一場面であった。
私の親戚にも、わずかしか生還できなかった戦場にいた人がいた。自分は大学出の上官だったから、蛇もトカゲも食べたが食料が確保でき、それで餓死せずに助かったと、酒を飲んだ時に一度だけもらした事があった。
沖縄戦線での、ひめゆり部隊の映画もテレビで放映していた。
校長先生が、軍の命令を伝え、私の気持も察してくれと、自分勝手なことを言い、責任を逃れようとした場面があった。責任を果たすのは自分の上位の人たちに対してであって、自分の下にいる者に対する責任が無かったのは、前述した、参謀と同じである。
戦後、B・C級戦犯になって、処刑された軍人が千人近く居たとされるが、公開されないでいるのか知らないけれど、ほとんどが最高責任者である、大元帥閣下の戦争責任を口にした者はいなかったようだ。恐ろしい時代であり、恐ろしい教育である。
戦後60年の節目に、靖国神社を見学した事がある。
当時の世界情勢からして「自衛の為の戦争」というのは一見正しいように思えるが、どれほどの人が無残で意味のない死を遂げさせられたかを念頭に置き、靖国神社をお参りすると、戦争が人間のもっとも愚かな行為だということに気付く。8月15日というのは、私には「責任のとりかた」についてを考える日ではないかと、今年はテレビの番組から教えられたような気がする。。
議員の事務所経費の問題、社会保険庁や林野庁の問題、イラク戦争への米軍への支援、身近には市町村合併など、過ぎた事だから「しかたがない」が、いまだに国中にまかり通っていれば、62年たった今でも、以前、精神面で成長の無い国になっているような気がしてならない。