馳走いなせや奮闘中!

京都柳馬場三条上ルの町屋料理屋「馳走いなせや」
オーナー(通称大将)の酒と食の奮戦記。

燗酒と久在屋豆腐を楽しむ会

2014年01月28日 | Weblog
1月26日(日)
馳走いなせやの姉妹店「魚戸いなせや」にて午後6時から、燗酒と久在屋豆腐を楽しむ会を開催!

タイトル先攻の会の為、魚戸の店長(通称・監督)は料理内容を考えるのにバタバタ…

わたくしは、何故か燗酒の会と熟成酒の会をごっちゃに考えて
頭の中は「燗酒にして美味しい熟成酒の手配をしなければ~!」とあたふた…
(おかげで、かなりマニアックな熟成酒が、ほとんど生・原酒で揃いましたけど)
怪しい…
もはや怪し過ぎです。
燗酒なので、生・原酒でもなくていいのにやはり「いなせや魂」
こんなお酒達が登場!
そして、用意万端。
京都の五条天神川上がるで、わたくしの知るかぎり一番大豆の味を出してはる豆腐屋さんです。
※全て国内の生産者さんと契約されて、日本一大豆にこだわる豆腐屋と言っても過言じゃないでしょう。
(ある意味、他の京都の名店の豆腐は大豆の旨味が思ったほど感じない訳です)
当日は、早くから予約で満席!
キャンセル待ちまででる状態。
久在屋社長の東田さんは、わたくしの同級でもあり20年以上の腐れ縁もある訳ですが。
馳走いなせや含めて、初めてのメインゲストで頑張ってくれました。
ありがたや~!

考えてみれば「お酒のいらない豆腐とあてのいらない熟成酒のコラボレーション…」
あてにすれば、豆腐の繊細な味わいが無くなるし
余りに薄味にすれば、絶対に勝つ熟成酒を合わせねばならない。

監督自身もかなり悩んだ、八種の料理に(メニュー撮り忘れました…)
東田さんが、本日の会の為、朝から特別にこさえてくれました「ザル豆腐」
※一テーブル10キログラムって、やり過ぎと思いきや、持ち帰りもありましたがほぼ完食…
北海道の契約農家の方が、久在屋さんに一番に卸してる限定の大豆で作ってくださいました。

これは、間違いなく旨い!
大豆のこくと甘味が、口の中でたまらんとろけかたをします。

「旨い!凄い美味しい!こんな豆腐初めて食べたわ~!」と皆さま絶賛。

北海道東北部のオホーツクの流氷がたどり着く町。


冬は-20℃にもなり、夏は30℃を普通に上回る寒暖の差が激しい鍛えられた大豆が造る力を味わえた感動。
今回、24年目の結婚記念日を兼ねて斜里郡小清水町から参加頂いた久保さんご夫妻。

町の観光案内を手に、しゃべり馴れない口調が
ほんまに素敵に響きました。

明日は、初めての沖縄旅行との事。

素晴らしい生産者さんとの出逢いが、「いなせやらしさ」の原点。

これからも「沢山の生産者」さんと関わり
大切にして行きたいです!

因みに!
この会を機会に魚戸いなせやでは「熟成生・原酒」のラインナップを増設。

今回出来なかった、冷酒と燗酒の飲み比べや同じお酒の年度違い等もお楽しみ頂けます。

どうぞよろしくお願いいたします。