夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

日本酒三昧

2015-10-25 23:52:14 | 日本酒紀行
ビブリオバトルが終わった後、学生を米子に連れて帰るのはもう一人の引率の方にお願いし、私は、翌日の学会に参加するため、車で広島へ移動。
尾道―松江道で三次まで行き、そこから中国道―山陽道と来て、広島へは2時間半ほどで着いた。

大手町に宿を取ってあったので、車と荷物を置いて、すぐ繁華街に出た。
アカデミイ書房で古書を漁った後は、当然のごとく飲みに行く。
数軒回ったうちで、いちばんよかったのが、胡町の楽車(だんじり)と⑨(マルキュー)。


楽車は串焼きの店だが、日本酒の品揃えが充実しており、お燗も美味しくつけてもらえる。
ここでは、地元広島の竹鶴と、華鳩(はなはと)の生酛をいただいた。
日本酒ファンには有名な店ということで、数年前も入ろうとしたのが、満席だった。今回初めて行くことができてよかった。

⑨は、楽車を出た後、たまたま店の案内に気づいて入ったのだが、コアな日本酒ファンの行く店であり、この出会いに感激してしまった。
店主は採算度外視で、全国から燗にして美味しいお酒ばかりを取り揃えている。


特に嬉しかったのは、私は昔から発酵食品、それも酸っぱいくらいなのが大好きで(キムチ、チーズなどもそう)、お酒も山廃か生酛の酸味のきいたものを好んでいるが、店主から色々よいものを紹介してもらえたことだ。
香取・生酛は米を10%しか磨かず、昔ながらの酸っぱい味わいで、これは私には涙が出るほど嬉しかった。
他に、梅津・生酛や羽前白梅などもお燗でいただき、すっかり満足して帰ってきた。
広島を訪れる機会はなかなかないのだが、また是非行きたい店である。

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