夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

すごく嫌い その2

2016-10-16 21:19:17 | 日記
その後、しばらく経ってから、放課後の教室を覗くと、まだ彼女がいたので、
「さっきはありがとな。学園祭の打ち合わせは、みんなに事情を話して、放課後にやることにするよ。ちょうど明後日、7限のS先生の授業が時間割変更で空くから、そこでやればいいし。……あと、男子・女子のことも、言われた通り、最近そればっかり言い過ぎた。」
と、学級役員が男子からなかなか出なかったので、ついそんな言い方になったことを詫び、「ありがとう。」と言って帰ってきた。


私は学生や保護者からのクレームは、基本的にラブコールだと思って接することにしているが、今回ほど直言してもらって嬉しかったことはなかった。
教員だって、常に確固たる信念を持って学生の指導をしているわけではないし、私は今の勤務校では担任を持つのが初めてで、試行錯誤しながら物事を進めているため、きっと学生に迷惑をかけていることが多々あると思う。

それでも、学生の話によく耳を傾けるように努めていれば、彼女のように私が間違ったときに直言してくれる人もいるし、なんとかなるように思っている。