今月も月次の会には参加できなかったが、先日、学会で岡山に滞在していたときに、運動公園(岡山県総合グラウンド)で美しい夕焼けを見た印象を詠んだ歌を送っていた。
①(提出歌)
秋の日の暮れゆくままに空高き鰯雲やや赤く色づく
→(添削後)
秋の日の暮れゆく空に鰯雲高く流れて赤く色づく
②(提出歌)
秋の日ははや入りはてて肌寒く野を吹く風に尾花はなびく
→(添削後)
○秋の日ははや入りはてて肌寒し野を吹く風に尾花はなびく
夕陽が沈む頃になっても、東の空はまだ青空のまま、しかし高く広がる鰯雲は、茜色に染まっていく。
日が没して辺りが暗くなると、にわかに肌寒い風が吹き始め、薄の穂がざわざわと風に揺れる様子が寂しさを誘う。
私は昔から、一年のうち秋がもっとも好きで、秋の夕暮れに勝る風情はないと思っている。
暦の上では間もなく秋も終わり、私のこよなく愛する季節が行ってしまうのが悲しい。
①(提出歌)
秋の日の暮れゆくままに空高き鰯雲やや赤く色づく
→(添削後)
秋の日の暮れゆく空に鰯雲高く流れて赤く色づく
②(提出歌)
秋の日ははや入りはてて肌寒く野を吹く風に尾花はなびく
→(添削後)
○秋の日ははや入りはてて肌寒し野を吹く風に尾花はなびく
夕陽が沈む頃になっても、東の空はまだ青空のまま、しかし高く広がる鰯雲は、茜色に染まっていく。
日が没して辺りが暗くなると、にわかに肌寒い風が吹き始め、薄の穂がざわざわと風に揺れる様子が寂しさを誘う。
私は昔から、一年のうち秋がもっとも好きで、秋の夕暮れに勝る風情はないと思っている。
暦の上では間もなく秋も終わり、私のこよなく愛する季節が行ってしまうのが悲しい。