専門学校の授業で最も多く生徒達と読み、話し合ったのは『人を動かす』だった。
昨日の記事で『道は開ける』のことを書いたので、つい懐かしくなって、『人を動かす』の原書の方も手にとってみた。
こちらにもずいぶん書き込みがしてあった。そして、当時傍線を引きながら読み、自戒しようと思ったはずなのに、15年近く経った今でもこれだけできていないことがあるのに、我ながら呆れる(涙)。
特に、3章2の“A sure way of making enemies―and how to avoid it”(敵を作る確実な方法と、その避け方)。
~if you tell them they are wrong, do you make them want to agree with you? Never! For you have struck a direct blow at their intelligence, judgement, pride and self-respect. That will make them want to strike back.
写していて、改めてカーネギーの慧眼に驚く。人に、「あなたは間違っている」と言ってみたところで、その通りだと同意してもらえると思ったら大間違いだ。断じてありえない。なぜなら、自分は相手の知性、判断力、プライド、そして自尊心に直接、一撃をくらわしたも同然なのだから。そんなことをしても、彼らに反撃の口実を与えるだけだ。
Few people are logical. Most of us are prejudiced and biased. Most of us are blighted with preconceived notions, with jealousy, suspicion, fear, envy and pride.
これも、カーネギーの言う通りだ。自分だって、決して論理的な人間ではない。我々の多くは、偏見に満ち、偏った物の見方をしているのだ。そして、先入観や嫉妬、疑念、恐れ、妬みやプライドによって害されていることを忘れてはならない。
ベンジャミン・フランクリンが友達に言われたという次の言葉は、今の自分にはグサグサと突き刺さる…。
Ben, you are impossible. Your opinion have a slap in them for everyone who differs with you. They have become so offensive that nobody cares for them. Your friends find they enjoy themselves better when you are not around. You know so much that no man can tell you anything. Indeed, no man is going to try, for the effort would lead only to discomfort and hard work. So you are not likely ever to know any more then you do now, which is very little.
ベン、君はダメだよ。君は自分と意見の違う者には誰でも、平手打ちをくらわすようにビシビシ言う。彼らは身構えて、誰も君の意見を気にかけなくなる。君の友達は、君がいないときのほうがずっと楽しいんだよ。君はたくさんのことを知っている、だから誰も君には何も言えなくなる。実際、誰も君には何も言おうとしなくなっている、というのも、せっかく意見しようとしてもただ不愉快になり、厄介なだけだからね。だから、君は今持っている、ごくわずかな知識以上には、もう何も知ることができなくなるだろうよ。
この友人というのも立派な人だと思う。
昨日の記事で『道は開ける』のことを書いたので、つい懐かしくなって、『人を動かす』の原書の方も手にとってみた。
こちらにもずいぶん書き込みがしてあった。そして、当時傍線を引きながら読み、自戒しようと思ったはずなのに、15年近く経った今でもこれだけできていないことがあるのに、我ながら呆れる(涙)。
特に、3章2の“A sure way of making enemies―and how to avoid it”(敵を作る確実な方法と、その避け方)。
~if you tell them they are wrong, do you make them want to agree with you? Never! For you have struck a direct blow at their intelligence, judgement, pride and self-respect. That will make them want to strike back.
写していて、改めてカーネギーの慧眼に驚く。人に、「あなたは間違っている」と言ってみたところで、その通りだと同意してもらえると思ったら大間違いだ。断じてありえない。なぜなら、自分は相手の知性、判断力、プライド、そして自尊心に直接、一撃をくらわしたも同然なのだから。そんなことをしても、彼らに反撃の口実を与えるだけだ。
Few people are logical. Most of us are prejudiced and biased. Most of us are blighted with preconceived notions, with jealousy, suspicion, fear, envy and pride.
これも、カーネギーの言う通りだ。自分だって、決して論理的な人間ではない。我々の多くは、偏見に満ち、偏った物の見方をしているのだ。そして、先入観や嫉妬、疑念、恐れ、妬みやプライドによって害されていることを忘れてはならない。
ベンジャミン・フランクリンが友達に言われたという次の言葉は、今の自分にはグサグサと突き刺さる…。
Ben, you are impossible. Your opinion have a slap in them for everyone who differs with you. They have become so offensive that nobody cares for them. Your friends find they enjoy themselves better when you are not around. You know so much that no man can tell you anything. Indeed, no man is going to try, for the effort would lead only to discomfort and hard work. So you are not likely ever to know any more then you do now, which is very little.
ベン、君はダメだよ。君は自分と意見の違う者には誰でも、平手打ちをくらわすようにビシビシ言う。彼らは身構えて、誰も君の意見を気にかけなくなる。君の友達は、君がいないときのほうがずっと楽しいんだよ。君はたくさんのことを知っている、だから誰も君には何も言えなくなる。実際、誰も君には何も言おうとしなくなっている、というのも、せっかく意見しようとしてもただ不愉快になり、厄介なだけだからね。だから、君は今持っている、ごくわずかな知識以上には、もう何も知ることができなくなるだろうよ。
この友人というのも立派な人だと思う。