夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

真夜中の料理教室

2012-07-23 23:54:20 | 日記
一人暮らしなので、食事は外食や出来合いの弁当に頼ることが多いのだが、朝食だけは、忙しくても自分で作るようにしている。最近は、蒸し物にハマッていたので、朝はパンと蒸し野菜だったのだが、パン食は続くとさすがに飽きてくるので、明日からまた玄米ご飯に戻すことにした。

ただ、玄米は圧力鍋で炊くので、ここのところ、蒸し野菜に利用していたのが使えなくなる。とりあえず明日の朝は、カボチャなどのシチューとサラダにすることにし、先ほど煮込みを済ませた。しかし、ジャガイモや人参、タマネギ、ブロッコリーなど、蒸すことによって本来の旨味がギュッとつまった野菜たちが食べられなくなるのはさみしい。蒸し器を買うか、圧力鍋をもう一つ買うか、現在悩み中である。

そういえば、初めて圧力鍋を買ったのが去年の今頃だった。

学校での勤務が午前中で終わった日、中央郵便局で用事を済ませた後、近くにある「野菜食堂こやま」でお昼を食べて、玄米ご飯のおいしさに感動した。後日もう一度食べに行き、勘定を済ませるときに、たまたま小山津希枝さんとお話することができた。

「野菜の重ね煮などもとてもよかったのですが、玄米がこんなにおいしいなんて知りませんでした。もちもちした食感で本当に。…自分でも炊いてみたいんですが、圧力鍋はどこのメーカーのを使ってるんですか?」

と尋ねると、

「うちはヘイワです。圧力鍋を使えば、きっと、誰でもおいしいのが炊けますよ」

と教えていただいた。

早速、アマゾンで注文して取り寄せて以来、玄米生活が続いている。冷めてもおいしいし、冷凍しても温め直せば、また炊きたてのようにおいしいのが食べられる。解凍して焼きおにぎりにしても、玄米粥にしてもいける。「野菜食堂こやま」を真似て、小豆を入れて炊いているのだが、お赤飯のようで、ちょっと贅沢感があってうれしい。ご飯だけでじゅうぶんおいしくいただけるので、おかずがあまりなくても大丈夫になったのは意外だった。

ちなみに玄米は、以前はやや遠方のM商店まで出かけて県産米を買っていたのだが、熟していない米や籾殻などが混ざっていたりしたので、現在は「マイセン」という会社のコシヒカリ米をネット注文で買っている。値段はやや高めだが、高品質で、毎日食べても全く飽きがこないのが嬉しい。これを読んだ方で、玄米党が増えてくれるといいのだが。