お話を聞いて

2014-09-09 17:03:17 | Weblog
先日、福島の現状を取材し続けている方から、話を聞くことができた。山野は除き、ジョセンは進められているという。事故から3年半。福島に残って生活する方たちの日々の努力は涙ぐましい。まず、こまめにセンリョウ計でデータをとる生活。外に出ている時間の計測。畑の土は、別のところから持ってきて、栽培。学校などでも先生が中心となって、出来る限りの配慮を続けているとのこと。被曝の積算を考えて生活する毎日という。その結果、被曝の数値はかなり抑えられているらしい。むしろ周辺の県の方がノーマークで危険なのではないか。マスコミについて。その姿勢を会社によって色分けするべきではない。同じ社でもいろいろな方がいて、それなりに考えを持って取材している。しかし、現場の声を必ずしも本社が汲み取ってくれるとは限らないらしい。捻り潰される事案もあるという。なるほどと思った。情報を受けとる側としては、そのような事情をいつも考えていく必要がある。更に、なるほどと思ったこと。新聞社はどうしても広告収入に弱いという面があり、高い広告料を払う企業には甘くなってしまうという点。某国えい的放送局は、表番組は上を狙う人たちが体制よりの番組を作り、深夜番組の方は、全く違った気骨のある人がいい番組を作っている。総じてテレビは、キャッチ力のある画像を求めるがゆえに、実態から離れざるを得ない面があるという点。なかなか興味深い話だった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿