シンホニーマラソン4

2016-07-30 13:51:39 | Weblog
次は関本昌平さんの8番。ショパンコン出身。ステージに立つと他の人とは雰囲気が違う。骨太のしっかりとしたタッチでピアノを会場全体に鳴らしきっていた。ショパンのみならず、これからはドイツロマン派の本格的なピアニストになっていくのではと感じられた。トリは若林顕さん。田園と第9。1月のリサイタルでは、その完璧なピアニズムに驚嘆したが、今回は準備が十分でなかったのでは?と感じられた。スケジュールが大変な方ですもの。第9も以前は暗譜で弾かれたはずだが、今回は譜面を置いていた。しかし、タッチの洗練度は5人の中では群を抜いていた。だからヨーロッパでも高く評価されるのだろう。ピアニシモの美しさとタッチの柔らかさは、やはり若林さんならでは。8時間、本当に充実した演奏会だった。

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