先日、元ウィンフィルの名クラリネット奏者シュミドル氏の演奏に出かけた。ベームやバーンスタイン指揮ウィンフィルの演奏ビデオには、必ずといっていいほど見かける名手。70を過ぎて、外見はさすがにお年をめされたという印象を持ったが、演奏は依然と素晴らしい。とくにピアニシモの美しさ。練りに練られて、格調高くホールに浸透していく音色。それは、あたかも空気との境界線がないかのように思わせた。世界を魅力し続けたクラリネットの音色。以前、ウィンフィル公演で感じたそのままの見事さであった。
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