Monsieur Klein (1976)
『パリの灯は遠く』のサントラ盤です。
音楽担当は昨日の『暗殺者のメロディ』と同じくエジスト・マッキですが、
この作品にはどういうわけかピエール・ポルトが前半7曲にオリジナルを提供しています。
ピエール・ポルトは映画音楽よりもイージー・リスニングのアーティストとしての方が恐らく有名で、
日本では金曜ロードショーのテーマ音楽や、Gメン75の音楽担当として知られています。
それ以外にもフィリップ・サルドの『テス』の日本でのイメージ曲を作曲したり、
今ひとつメジャーの活動からは外れたところに自分の地位を築いている珍しいアーティストです。
この作品でのポルトの楽曲はそれらのイージー・リスニングのイメージよりも
ドロンの過去の作品のイメージに忠実な
JAZZYで粋なクロード・ボラン風の音楽を聴かせてくれます。
が、しかし、映画本編にこれら彼の楽曲が使用された形跡が全く見られず、
一体何のために7曲も収められているのか謎です。
映画では例によってエジスト・マッキの不気味な音楽の旋律が鳴り響き、
明確なメロディ・ラインがないにも関わらず、
聴いていると映画の場面が頭に浮かんでくる不思議な音楽です。
『パリの灯は遠く』のサントラ盤です。
音楽担当は昨日の『暗殺者のメロディ』と同じくエジスト・マッキですが、
この作品にはどういうわけかピエール・ポルトが前半7曲にオリジナルを提供しています。
ピエール・ポルトは映画音楽よりもイージー・リスニングのアーティストとしての方が恐らく有名で、
日本では金曜ロードショーのテーマ音楽や、Gメン75の音楽担当として知られています。
それ以外にもフィリップ・サルドの『テス』の日本でのイメージ曲を作曲したり、
今ひとつメジャーの活動からは外れたところに自分の地位を築いている珍しいアーティストです。
この作品でのポルトの楽曲はそれらのイージー・リスニングのイメージよりも
ドロンの過去の作品のイメージに忠実な
JAZZYで粋なクロード・ボラン風の音楽を聴かせてくれます。
が、しかし、映画本編にこれら彼の楽曲が使用された形跡が全く見られず、
一体何のために7曲も収められているのか謎です。
映画では例によってエジスト・マッキの不気味な音楽の旋律が鳴り響き、
明確なメロディ・ラインがないにも関わらず、
聴いていると映画の場面が頭に浮かんでくる不思議な音楽です。