LE REGARD D'ALAIN DELON

アラン・ドロンさんの魅力を探ります。

さようなら ドロンさん 2

2024-08-18 | ENCOUNTER
ドロンさんは50年近く自分の目標とする師匠のような存在でした。
 
2007年にパリの舞台『マディソン郡の橋』の楽屋で初めてお目にかかった時の事をまるで昨日のことのように鮮明に記憶しています。
 
スターとしての鮮やかな立ち居振る舞いを見せながらも、決して偉ぶらない謙虚さ、ファンを愉快な気持ちにさせてくれるサービス精神と優しい気遣い、驚くほど力強い握手、肩に手を回したときに感じた想像以上にゴツい体格、身長の低い私に対して正面から前屈みになって話を聴いて下さった笑顔と、最後の別れ際のチャーミングなウィンク。
 
この人のファンであったことは間違いではなかったんだという確信を当時44歳だった私は持つことができました。
 
改めてご冥福をお祈りいたします。
天国ではロミーさん、ナタリーさん、ミレイユさん、ベルモンドさん、ヴィスコンティさん、クレマンさん、メルヴィルさん、三船さん、ブロンソンさん、ドレーさん、ギャバンさん、ヴァンチュラさん、らが盛大に出迎えてくれることでしょう。
Comments (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さようなら ドロンさん | TOP | さようなら ドロンさん 3 »
最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
昏倒しそうです(感謝) (Sadaji)
2024-08-20 14:08:57
ロミー・シュナイダー、ナタリー・ドロン、ミレーユ・ダルク、ジャン=ポール・ベルモンド、ルキノヴィスコンティ、ルネ・クレマン、ジャン=ピエール・メルビル、三船敏郎、チャールズ・ブロンソン、ジャック・ドレー、ジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチェラ、
これだけのお名前を並べていただいただけで、涙があふれてきます。
娯楽もあり、深い思いに誘われるもあり。 今夜は
L’appuntamento と Zorro is blackをかけてお別れします。
返信する
Sadaji 様 (チェイサー)
2024-08-24 15:19:32
天国で今頃もっともっとたくさんのゆかりの映画人の方々と昔話に花を咲かせていることだろうと思います。

もしかするとこれからの方がドロンさんにとっての最高の人生(Les plus belles annees d'une vie)なのかもしれないですね。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ENCOUNTER