大学の大きな機能の一つは、博士を生み出すことである。医学部、歯学部それに薬学部は、大学の中でも特殊な部局で、基本的に六年制である。他の学部に比べると、卒業生は全員が博士前期課程(=修士課程)を終えるのに等しい。これらの学部は、文部科学省による許認可に加えて、厚生労働省の監視を受ける。
医学部学生は、卒業後直ちに医師免許試験を受ける。合格すると「医師」(厚労省の認可)の資格を与えられ、医療に従事することが出来る。平成10年(1998)までは、大学終了後「インターン」で1年間以上の臨床実習を受けなければ、医師免許試験を受けることが出来なかったが、この制度は廃止された。
医学研究科は、学部の上位にある4年制の大学院であり、医学部卒業者がそこで所定のカリキュラムを履修し、学術的成果を挙げて学位論文審査に合格すると博士(医学)が授与される。つまり博士号は「医師」の資格とは直接関係が無い。これを課程博士と言うが、医学研究科修了と同等の学力を持ち、所定の学位論文審査試験に合格すれば、博士(医学)が授与される。それは、論文博士と言われる。
大学に勤務する場合、教師は博士号が必要になるが、開業医はそうではない。しかし、開業していても博士(医学)を持っていると看板に書くことが出来るので、社会的な権威付けにはなる。開業した歯科医師の場合も同様だろう。それで、大学関係者以外に博士(医学)の需要が生まれる。
本来、学位はその分野の研究者として、独立に研究テーマを立案し、それを研究展開出来る能力が有ると判断された者へ大学が資格として与えるものだ。課程博士であっても論文博士であっても、指導教員を定め、学位論文の指導を行う。研究科委員会では、申請者に対し個別の審査委員会(主査教授を含め3-5人の教師より成る)を設けて厳格な審査を行う。審査委員会では、提出学位論文の公聴会を行い、面接試験などを行って学位授与の合否を判断し、研究科委員会へ報告する。他の理工学研究科も大体同じ形だ。
名古屋市立大学医学研究科で、この学位審査中に金銭授受が行われたことが発覚した。
医学博士学位取得に便宜、元名古屋市立大教授を収賄で逮捕
医学博士の学位取得に便宜を図った見返りに、現金を受け取ったとして、愛知県警捜査2課などの特捜本部は5日、元名古屋市立大学医学部教授の伊藤誠容疑者(68)(名古屋市瑞穂区春山町)を収賄容疑で逮捕した。
伊藤容疑者は現金を受け取ったことは認めているが、「便宜は図っていない」と容疑を否認しているという。特捜本部は現金を渡したとされる申請者から任意で事情を聞いている。
調べによると、伊藤容疑者は2005年3月下旬、博士号の取得に必要な論文の審査などで便宜を図った見返りに、5人から計百数十万円を受け取った疑い。
論文審査は教官3人が行い、申請者の専門分野の教授が「主査」、専門分野以外の教官2人が「副査」として、論文や口頭試験の評価結果を判定する委員会に報告する。最終的にはこの委員会が博士号授与を決めるが、伊藤容疑者は大学院医学研究科の教授就任後、大学院生ら数十人の審査で主査を務めていたという。
伊藤容疑者は1996年に同大学医学部第1内科教授に就任。内視鏡の専門家として、内視鏡部設立に携わった。その後、授業時間数を半減するカリキュラムを組むなど、学生の教育面でも強い影響力があった。2005年に退官し、現在は名古屋経済大人間生活科学部で教授を務めている。
名古屋市立大学の西野仁雄学長は「市民の信頼を裏切り、誠に申し訳ありません。捜査の推移を見守り、今後、対応していきます」とのコメントを出した。
(2007年12月5日23時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071205i313.htm
詳しく調べた結果、総額400万円程度が伊藤名誉教授に渡ったようだ。名古屋市立大学では、伊藤氏から名誉教授称号の剥奪も考えているとのこと。これに関連し、更にマスコミは様々な取材を続けた。
名市大汚職:謝礼額、先輩に相談 元教授の弟子証言「悪いと思わず」
名古屋市立大学大学院医学研究科の博士論文審査をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された元同大学院教授の伊藤誠容疑者(68)の弟子にあたる同大出身医師2人が8日、毎日新聞の取材に応じた。2人は博士号を取得した際、先輩に謝礼額を相談した上で審査委員会の主査だった伊藤容疑者に20万円、副査(2人)の教授らにも数万円程度を渡したという。いずれも「悪いと思わなかった」「自分だけ渡さないのは怖かった」などと慣例に疑問を抱かなかったことを明かし、「象牙の塔」の一般と異なる“常識”を浮かび上がらせた。【桜井平】
取材に答えたのは、いずれも00年度以降に博士号を取得した開業医。
名古屋市内の40代の開業医は先輩から「謝礼の相場は主査が20万から30万。副査は5万」と教えられ、これに従った。医師は「今考えると世間の常識からかけ離れた考えかもしれず、決していいこととは思わないが、当時は悪いと考えたことがなかった」と話した。開業した際にも指導教官に謝礼を渡す慣例があったといい、「大学病院の勤務医から外れると、迷惑をかけることになるから」と説明した。
伊藤容疑者逮捕については「謝礼は全国の大学で渡している。名市大だけがスケープゴートにされたと感じた。先輩たちが汗水たらして築いた信頼が地に落ちた」と無念をにじませた。
一方、愛知県尾張地方の40代の開業医も、博士号を受ける際、2~3人の先輩に「謝礼はどうしましょう」と相談した。「20(万円)持って行け」と教えられ、伊藤容疑者に20万円、副査に数万円を包んだという。医師は「貯金から捻出(ねんしゅつ)した。払いたくなかったが、後で嫌がらせを受けたくなかった」と話した。ただし、当時謝礼を渡さない博士号取得者はおらず、過去に謝礼を渡さずに嫌がらせを受けた医師がいるかは分からないという。
この医師は「皆が出す謝礼を、自分だけ出さない方が逆に怖かった。他大学でも行っている慣習なのに、いきなりの逮捕で戸惑っている」と話した。
毎日新聞 2007年12月9日 中部朝刊
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20071209ddq041040004000c.html?inb=yt
名古屋市立大学に加えて、名古屋大学でも学位審査委員会に対する金銭授受が持ち上がっている。毎日新聞は、この取材に熱心(?)で
<医学博士号謝礼>名古屋大でも慣例化「100万円医局も」
12月10日15時1分配信 毎日新聞
名古屋市立大学大学院医学研究科元教授の汚職事件で問題となっている博士学位申請者から論文の審査担当の教授らへの謝礼が、名古屋大学大学院医学系研究科でも慣例となっていたことが毎日新聞の調べで分かった。複数の同大出身医師が「人事権を握る教授に目を付けられたくなかった」などと認めた。同大は「個人の良識に任せる」として調査はしないという。【桜井平、岡崎大輔】
証言したのは、01~03年度に同大での論文審査を経て学位を取得した愛知県内のいずれも40代の男性勤務医。
名古屋市近郊の勤務医は先輩の助言で、審査の主査の教授に20万円、副査に5万円を渡した。主査からは10万円程度の祝い品が届いたという。「あいさつ程度の意識だった。医局ごとに謝礼が義務的だったり自由だったりで、断る教授もいた。相場が100万円の医局もあった」と話す。医局や教授によって相場に差があり、三河地方の勤務医は「審査のお礼に約30万円を合格者で折半して渡した。折半方式だったので合格者が多いほど助かった」と語った。
また「自分は渡していない」という名古屋市内の勤務医も「多い人は1本(100万円)包んだ」と証言。慣例の背景を「先輩と違うことをして、へき地に送られるのを避けるのが一番の理由。我々は首根っこをつかまれていた」と説明した。尾張地方の勤務医も「系列病院に派遣する人事権を握っており、教授の力は絶対だった。謝礼を払わない方が怖かった」と話し「昔からみんなやっていたこと」と強調した。
浜口道成・医学系研究科長は「事実なら情けない。やってはいけないことに決まっている。だが受け取る側と渡す側の見識の問題で、大学として調査はしない」と話した。
事件では、名市大大学院元教授の伊藤誠容疑者(68)が、口頭試問の内容を学位申請者5人に事前に教えた謝礼に現金を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071210-00000046-mai-soci
さて、他の大学の医学研究科、そして歯学研究科はどうであろうか。多くの医学研究科でこのようなことが<伝統>として確立していたとすれば、大学の権威は低下し、社会的な批判を浴びるだろう。
これは文部科学省の所管する問題であり、不正が蔓延していたとなると当該研究科は施設整備、組織改変などの許可は全く下りなくなるし、次年度科学研究費の配分も停止されるだろう。本格的な調査の推移を見守りたいと思う。
医学部学生は、卒業後直ちに医師免許試験を受ける。合格すると「医師」(厚労省の認可)の資格を与えられ、医療に従事することが出来る。平成10年(1998)までは、大学終了後「インターン」で1年間以上の臨床実習を受けなければ、医師免許試験を受けることが出来なかったが、この制度は廃止された。
医学研究科は、学部の上位にある4年制の大学院であり、医学部卒業者がそこで所定のカリキュラムを履修し、学術的成果を挙げて学位論文審査に合格すると博士(医学)が授与される。つまり博士号は「医師」の資格とは直接関係が無い。これを課程博士と言うが、医学研究科修了と同等の学力を持ち、所定の学位論文審査試験に合格すれば、博士(医学)が授与される。それは、論文博士と言われる。
大学に勤務する場合、教師は博士号が必要になるが、開業医はそうではない。しかし、開業していても博士(医学)を持っていると看板に書くことが出来るので、社会的な権威付けにはなる。開業した歯科医師の場合も同様だろう。それで、大学関係者以外に博士(医学)の需要が生まれる。
本来、学位はその分野の研究者として、独立に研究テーマを立案し、それを研究展開出来る能力が有ると判断された者へ大学が資格として与えるものだ。課程博士であっても論文博士であっても、指導教員を定め、学位論文の指導を行う。研究科委員会では、申請者に対し個別の審査委員会(主査教授を含め3-5人の教師より成る)を設けて厳格な審査を行う。審査委員会では、提出学位論文の公聴会を行い、面接試験などを行って学位授与の合否を判断し、研究科委員会へ報告する。他の理工学研究科も大体同じ形だ。
名古屋市立大学医学研究科で、この学位審査中に金銭授受が行われたことが発覚した。
医学博士学位取得に便宜、元名古屋市立大教授を収賄で逮捕
医学博士の学位取得に便宜を図った見返りに、現金を受け取ったとして、愛知県警捜査2課などの特捜本部は5日、元名古屋市立大学医学部教授の伊藤誠容疑者(68)(名古屋市瑞穂区春山町)を収賄容疑で逮捕した。
伊藤容疑者は現金を受け取ったことは認めているが、「便宜は図っていない」と容疑を否認しているという。特捜本部は現金を渡したとされる申請者から任意で事情を聞いている。
調べによると、伊藤容疑者は2005年3月下旬、博士号の取得に必要な論文の審査などで便宜を図った見返りに、5人から計百数十万円を受け取った疑い。
論文審査は教官3人が行い、申請者の専門分野の教授が「主査」、専門分野以外の教官2人が「副査」として、論文や口頭試験の評価結果を判定する委員会に報告する。最終的にはこの委員会が博士号授与を決めるが、伊藤容疑者は大学院医学研究科の教授就任後、大学院生ら数十人の審査で主査を務めていたという。
伊藤容疑者は1996年に同大学医学部第1内科教授に就任。内視鏡の専門家として、内視鏡部設立に携わった。その後、授業時間数を半減するカリキュラムを組むなど、学生の教育面でも強い影響力があった。2005年に退官し、現在は名古屋経済大人間生活科学部で教授を務めている。
名古屋市立大学の西野仁雄学長は「市民の信頼を裏切り、誠に申し訳ありません。捜査の推移を見守り、今後、対応していきます」とのコメントを出した。
(2007年12月5日23時59分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071205i313.htm
詳しく調べた結果、総額400万円程度が伊藤名誉教授に渡ったようだ。名古屋市立大学では、伊藤氏から名誉教授称号の剥奪も考えているとのこと。これに関連し、更にマスコミは様々な取材を続けた。
名市大汚職:謝礼額、先輩に相談 元教授の弟子証言「悪いと思わず」
名古屋市立大学大学院医学研究科の博士論文審査をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された元同大学院教授の伊藤誠容疑者(68)の弟子にあたる同大出身医師2人が8日、毎日新聞の取材に応じた。2人は博士号を取得した際、先輩に謝礼額を相談した上で審査委員会の主査だった伊藤容疑者に20万円、副査(2人)の教授らにも数万円程度を渡したという。いずれも「悪いと思わなかった」「自分だけ渡さないのは怖かった」などと慣例に疑問を抱かなかったことを明かし、「象牙の塔」の一般と異なる“常識”を浮かび上がらせた。【桜井平】
取材に答えたのは、いずれも00年度以降に博士号を取得した開業医。
名古屋市内の40代の開業医は先輩から「謝礼の相場は主査が20万から30万。副査は5万」と教えられ、これに従った。医師は「今考えると世間の常識からかけ離れた考えかもしれず、決していいこととは思わないが、当時は悪いと考えたことがなかった」と話した。開業した際にも指導教官に謝礼を渡す慣例があったといい、「大学病院の勤務医から外れると、迷惑をかけることになるから」と説明した。
伊藤容疑者逮捕については「謝礼は全国の大学で渡している。名市大だけがスケープゴートにされたと感じた。先輩たちが汗水たらして築いた信頼が地に落ちた」と無念をにじませた。
一方、愛知県尾張地方の40代の開業医も、博士号を受ける際、2~3人の先輩に「謝礼はどうしましょう」と相談した。「20(万円)持って行け」と教えられ、伊藤容疑者に20万円、副査に数万円を包んだという。医師は「貯金から捻出(ねんしゅつ)した。払いたくなかったが、後で嫌がらせを受けたくなかった」と話した。ただし、当時謝礼を渡さない博士号取得者はおらず、過去に謝礼を渡さずに嫌がらせを受けた医師がいるかは分からないという。
この医師は「皆が出す謝礼を、自分だけ出さない方が逆に怖かった。他大学でも行っている慣習なのに、いきなりの逮捕で戸惑っている」と話した。
毎日新聞 2007年12月9日 中部朝刊
http://mainichi.jp/chubu/newsarchive/news/20071209ddq041040004000c.html?inb=yt
名古屋市立大学に加えて、名古屋大学でも学位審査委員会に対する金銭授受が持ち上がっている。毎日新聞は、この取材に熱心(?)で
<医学博士号謝礼>名古屋大でも慣例化「100万円医局も」
12月10日15時1分配信 毎日新聞
名古屋市立大学大学院医学研究科元教授の汚職事件で問題となっている博士学位申請者から論文の審査担当の教授らへの謝礼が、名古屋大学大学院医学系研究科でも慣例となっていたことが毎日新聞の調べで分かった。複数の同大出身医師が「人事権を握る教授に目を付けられたくなかった」などと認めた。同大は「個人の良識に任せる」として調査はしないという。【桜井平、岡崎大輔】
証言したのは、01~03年度に同大での論文審査を経て学位を取得した愛知県内のいずれも40代の男性勤務医。
名古屋市近郊の勤務医は先輩の助言で、審査の主査の教授に20万円、副査に5万円を渡した。主査からは10万円程度の祝い品が届いたという。「あいさつ程度の意識だった。医局ごとに謝礼が義務的だったり自由だったりで、断る教授もいた。相場が100万円の医局もあった」と話す。医局や教授によって相場に差があり、三河地方の勤務医は「審査のお礼に約30万円を合格者で折半して渡した。折半方式だったので合格者が多いほど助かった」と語った。
また「自分は渡していない」という名古屋市内の勤務医も「多い人は1本(100万円)包んだ」と証言。慣例の背景を「先輩と違うことをして、へき地に送られるのを避けるのが一番の理由。我々は首根っこをつかまれていた」と説明した。尾張地方の勤務医も「系列病院に派遣する人事権を握っており、教授の力は絶対だった。謝礼を払わない方が怖かった」と話し「昔からみんなやっていたこと」と強調した。
浜口道成・医学系研究科長は「事実なら情けない。やってはいけないことに決まっている。だが受け取る側と渡す側の見識の問題で、大学として調査はしない」と話した。
事件では、名市大大学院元教授の伊藤誠容疑者(68)が、口頭試問の内容を学位申請者5人に事前に教えた謝礼に現金を受け取ったとして収賄容疑で逮捕された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071210-00000046-mai-soci
さて、他の大学の医学研究科、そして歯学研究科はどうであろうか。多くの医学研究科でこのようなことが<伝統>として確立していたとすれば、大学の権威は低下し、社会的な批判を浴びるだろう。
これは文部科学省の所管する問題であり、不正が蔓延していたとなると当該研究科は施設整備、組織改変などの許可は全く下りなくなるし、次年度科学研究費の配分も停止されるだろう。本格的な調査の推移を見守りたいと思う。
しかし、こんな医学部の慣習は以前から幾らでもあるのに、余程、この先生のやり方が目立ったのか、それとも只の嫌われ者でチクられたのか興味あるところです。
文科省も当然知っていたでしょうが、以前の野球協約問題と同じ構図で見て見ぬふりだったのでしょう。
因みに、ご存じかもしれませんが、他の領域でも出身大学以外で論博を取る場合、現金はないとしても商品券(他にお酒とか)などの御礼は慣例となっています。私の場合も、主査と副査にそれぞれ商品券を御礼として渡しています。勿論、いわゆる便宜などは介在しておりませんが・・・(笑)
お久しぶりです。
最近は、開業医も競争が激しいそうですから、学位のある方が好まれるのでしょう。
論文博士の場合、工学だと類似テーマで8-10報位の業績を要求されたわけで、ある客観性が担保されたと思うのですが、最近は大分おかしくなっているように感じます。ただ、私の知る限りでは、学位を授与された後、貴台の言われるように社交的儀礼の範囲で済ませている。
この所、課程博士の質も落ちたなと感じおります。英語で論文を書けない人も増えています。それは、指導教師の質の低下を反映しているのですけれども。
医学研究科の学位問題は、このようにあからさまになった以上、かなり発展するような気がします。
さて、次に取得者の多い工学博士は如何!我国では、学位を取っても何のメリットも無い(無かった?)しかし、高等教育のグローバル化が進むと、学位(PhD)の無いものは海外では通用しなくなるかも・・・中国・韓国、その他アセアン諸国でもこの流れが強まっているとか・・・ Do you like it or not?
だから、米粒のようにとりやすいんですよ。
実際博士のほとんどが医学・歯学・獣医学ですから。
ちなみに3位が理学、4位が歯学、5位が獣医学でしたし。
ただ、質云々を言う以前に医・歯・獣以外の博士
(特に課程博士)が少なすぎる。
勿論、オーバードクター問題もありますけど、
フリーター・ニート問題も兼ねて、
一般企業は正社員の課程博士を1%割ったら罰則
を設けるべきだと思います。
聞いた話では医学部の数学入試問題作成担当の講師の先生が、ゼミ生に試験の前日に自分が作成者であることを自慢げに教え、出題意図まで得意になっていた事件があったようです。
医学部の先生方は身内には気を許す傾向があるので、普通絶対秘密のはずの、誰が作成者でどんな出題意図で問題を作成しているかを洩らしてくれる人がいるようです。
けっこう足がつくみたいで、ばれて戒告処分とかなるらしいですけど、医学部は身内に甘いので、処分も普通の大学なら停職となるところが軽い処分で済むようです。
ちなみにそういう処分を受けた先生でもちゃっかり教授選挙に立候補していたりします。
噂では今が教授選の真っ最中らしいですが。
【クライン心臓】川崎和男「博士」2【トポロジー空間】
【数学用語濫用】川崎和男「博士」3【知の欺瞞】
天才デサイナー博士、川崎和男の疑惑について語ろう!
●セルカンの詐称・盗用を弁護 (国立大学(阪大)の教授が不正行為、不法行為を堂々と擁護)
●毎日 Twitter で醜態を晒し、「貴様の名前所属を調査してみるから!」と脅迫。
●ホラ吹き論文: 9ページD論(クライン壷の人工心臓)、 日本原子力学会和文論文誌
●売名:「基調講演」の嵐 ●商魂:博士取得後すぐ Kazuo Kawasaki Ph.D. を商品名に転用
●Wikipediaの経歴も彼の勤め先のIPから編集されている。(自分で編集?)
http://togetter.com/li/5725 -- http://togetter.com/li/8893
http://neta.ywcafe.net/001060.html -- http://neta.ywcafe.net/001064.html
http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=545461&log=20100308