陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

世界各地で爆弾テロが頻発

2007-02-20 14:51:28 | Weblog
 昨日2月19日は「雨水」。<二十四節気>の一つで、水温み、草木の芽が出始める頃を言うらしい。当地も3日間晴天が続き、気温も上がって庭の雪位はたちまち減ってしまった。もう今シーズンの大雪は来ないだろう。日照も少しずつ長くなったようだ。

 そんな麗らかな春暖の日、地球の反対側のリオ・デ・ジャネイロでは、サンバ・パレードを中心に<カーニバル>で賑わっている。だが、この一日、世界各国では爆弾テロが相継いだ。

 バクダッド周辺の爆発テロで亡くなった人達はその後62人に増えている。今月14日から、在留米軍とイラク軍が共同してゲリラ掃討作戦をしていたが、その報復であろうか。一体、これまでにどれ位の数のイラク人が爆弾テロで命を落としたのだろう。何とも気の毒な事である。

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露のマック爆発、6人負傷
2月20日8時0分配信 産経新聞

 ロシア第2の都市サンクトペテルブルクのハンバーガー店マクドナルドで18日夜、爆発が起き、ドイツ人観光客1人を含む6人が負傷した。治安当局は何者かが爆発物を仕掛けたとみて、テロの可能性も視野に殺人未遂容疑で捜査している。現地からの報道では、爆発物は店内のテーブル下に仕掛けられていたとみられ、爆発で一部天井が崩落、窓ガラスが飛び散るなどした。同市では3月11日に市議会選挙が予定されており、情勢混乱を狙った犯行との見方も出ている。(モスクワ 遠藤良介) 

最終更新:2月20日8時0分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000009-san-int

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列車爆弾テロ、67人死亡・インド、イスラム過激派かテロ
2月20日8時0分配信 産経新聞

 【シンガポール=藤本欣也】インド北部ハリヤナ州のディワナで18日深夜(日本時間19日未明)、首都ニューデリーからパキスタン国境に向かっていた急行列車の客車内で爆発が起き、車両2両が炎上し、少なくとも67人が死亡、数十人が負傷した。犠牲者の大半はパキスタン人だった。イスラム過激派による爆弾テロの可能性が浮上しているが、印パ両国は非難の応酬を避け、慎重な対応に終始している。

 現地からの報道によると、列車がディワナの駅に到着する直前に爆発が2回発生。車内などで燃料入りボトル十数本と爆破装置が詰め込まれたスーツケース2個が見つかった。不審な乗客1人が拘束されているという。現場はニューデリーの北方約80キロで、列車には約600人が乗っていた。

 乗客の多くは、インドで親類や知人を訪ねた後帰国するパキスタン人たちで、国境でパキスタン・ラホール行きの列車に乗り換える予定だった。ニューデリーとラホールを結ぶこの路線は、印パの緊張が高まった2002年に閉鎖されたが、04年に再開。「友好鉄道」とも称されるなど両国の緊張緩和の象徴だった。

 インドのシン首相は19日、「犯人たちを必ず捕まえる」と徹底捜査を指示。パキスタンのムシャラフ大統領も「和平の動きを妨害することは許さない」と述べ、テロ非難で歩調を合わせた。

 インドでは昨年7月、西部ムンバイで180人以上が犠牲となる列車爆破テロが起き、インド当局はパキスタンに拠点を置くイスラム過激派による犯行と断定。その後、印パ間で非難の応酬に発展し、和平プロセスが一時停滞した経緯がある。

 印パ両国は3月、カシミール地方の紛争解決などを目指す包括対話を再開する予定だ。インド当局は今回のテロも、パキスタンとの関係が深いイスラム過激派による犯行の可能性があるとみているが、現在のところ慎重な対応をみせている。パキスタン政府も19日、カスリ外相の20日からのニューデリー訪問に変更がないことを確認した。

 今回のテロをめぐっては、インド西部グジャラート州で列車が炎上し、ヒンズー教徒約60人が死亡した事件発生から今月下旬で5年を迎えることから、イスラム教徒の放火が原因と信じるヒンズー過激派による犯行の可能性も指摘されている。

最終更新:2月20日8時0分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070220-00000005-san-int

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<イラク>自爆テロなどで米兵や市民ら52人死亡
2月19日23時56分配信 毎日新聞

 【カイロ支局】イラク駐留米軍は19日、バグダッド北方の米軍拠点で自爆テロ犯が自動車を爆発させ、米兵2人が死亡、17人が負傷したと発表した。
 またロイター通信などによると同日、バグダッドや中部ラマディなどで市民を狙った攻撃が相次ぎ、少なくとも市民50人が死亡した。
 中部ファルージャ近郊では、葬式帰りの家族13人が国際テロ組織アルカイダとみられる武装勢力に撃たれて死亡。ラマディでは車による自爆攻撃で11人が死亡した。
 首都バグダッドでは、南部のシーア派住民地区に迫撃砲が撃ち込まれて11人が死亡したほか、道路に仕掛けられた爆弾やバスの中での爆発などで15人が死亡した。

最終更新:2月20日0時53分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000120-mai-int

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タイ南部で連続テロ50件超、9人死亡
2月19日21時35分配信 読売新聞

 【バンコク=田原徳容】タイ警察によると、分離独立を求めるイスラム過激派のテロが多発しているタイ最南部4県で、18日夜から19日にかけ、爆破や放火、銃撃が連続50件以上発生し、少なくとも9人が死亡、50人以上が負傷した。

 昨年9月のクーデター以降では、一度のテロとしては最多の犠牲者。

 暫定政権は、タクシン前政権の強硬策を見直し、過激派に対し対話路線に転じたが、成果は出ていない。

 各県中心部でカラオケバーやガソリンスタンド、ホテルなどで仕掛けられた爆弾が相次いで爆発。パッターニ県では発電所が爆破され、県内全域が数時間停電した。ナラティワート県では学校10数校が放火されたほか、ヤラ県では陸軍幹部宅が襲われ、幹部が死亡した。

最終更新:2月19日21時35分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000011-yom-int

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 今の所、我が国ではイスラム過激派の目立った活動は無い。日本人が宗教に寛容である事もそれを未然に防いであるのだろう。テロの起きる背景には、政情の不安定さがある。タイの場合は、将にそれである。

 輸送システムの爆弾テロは本当に怖い。航空機の爆弾テロは、世界各国で所持品検査が厳密になっているから、殆ど起らなくなった。我が国のように新幹線システムが発達してる場合は、テロリストの都合の良い目標になる。

 我が国も、ヨーロッパ各国も鉄道に関しては所持品規制は無い。いずれ乗客の手荷物検査や危険物持ち込み制限が行われるようになると思うが、近隣にテロ支援国があり、そのシンパが野放しで国内滞在しているのは実に怖い事である。
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