陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

セクハラをした私大総長の逮捕

2008-01-22 01:00:05 | 教育と研究
 東京福祉大学総長中島恒雄氏(61歳)が女性教員への強制わいせつ行為で逮捕された。この人物、家康のアドバイザーとして著名な茶屋四郎次郎清延の第17代目直孫に当り、学習院大学卒業、教育学博士(米国フォーダム大学、ニューヨーク)の経歴を持つ。大学改革や福祉関連教育に関して、何冊も著作を発表している。

 血筋も良く、高等教育に一家言をお持ちのようだが、魔が射したのであろうか。それとも、何か驕る気持ちになっていたのか。この大学へ通い、福祉を学ぶ学生にしてみれば、辛い思いをしていることだろう。

 産経新聞によると
 
「教育者として情けない」 総長逮捕、揺れる東京福祉大
2008.1.21 14:07

 大学総長が権限を悪用して総長室で女性教員にわいせつ行為を行っていた事件。「教育者として情けない」「就職が心配だ」。“総長逮捕”のニュースが駆け抜けた東京福祉大では21日、職員らが関係者からの電話応対に追われ、学生らは肩を落とした。

 JR池袋駅近くの繁華街に本部がある東京福祉大は平成12年4月に創設された。社会福祉学部や教育学部などがある。年々定員を増やしていき、現在は群馬県伊勢崎市のキャンパスなどで約1500人が学んでいる。ほかに全国4カ所に専門学校や通信教育課程などがある。

 逮捕された中島恒雄容疑者は総長室のある本部で仕事をすることが多かったとみられる。社会福祉学部3年の女子学生(21)は「すれ違えば向こうからあいさつしてくれるし、寛容な人だと思っていた。信じられないですね」と話す。

 だが、寛容さの半面、「職員に厳しく接する姿やプライドの高い側面も垣間見られた」と学生は証言する。同大ホームページによると、中島容疑者は米ハーバード大学大学院での招聘(しょうへい)学者の経歴を持つ。

 東京福祉大の教育理念も、中島容疑者がハーバード大大学院在籍時に研究開発し「他大学にない新しい効果的な教えを徹底してきた」とうたう。さらに自らの愛車にもハーバード大のロゴをはるなど、同大との関係を強調していたという。

 「入学定員を伸ばすなど、学校経営に熱心な人だっただけに、裏切られた気持ちは強いです」。非常勤の男性講師(30)はいらだちを隠せない様子だった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080121/crm0801211407006-n1.htm


 このような公人の恥が表沙汰になるに付け、やはり、今の日本は狂っているとしか言いようが無い。心ある指導者が不在なのだ。政治面で見ても、人権や人命を無視をする国へ首相がのこのこ出かけて野球の真似事をしてみたり、大切な国会議決を平気でさぼる野党党首もいるわけだ。廉恥を背景とする「滅私奉公」ではなく、守銭奴の「滅公奉私」の世界に陥ってしまった。

 教育の効果は、少なくとも10年の努力を経過しなければ分からない。だが、教師の拙い振る舞いで一瞬の内にそれが崩れ去る。中島総長はそれを理解していたのだろうか。
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1 コメント

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教育者どもが監禁虐待している新井泉さんを解放しましょう。 (なぎさ)
2008-02-04 20:53:41
東京大学法学部教授の痴漢に続いて東京福祉大学総長の最悪さにはあきれはてた。彼は、何の罪もない新井泉さんを長いあいだ監禁虐待して、食事も睡眠もすべて奪い取ったあげくに、強制的に新井泉さんの健康や人生を破壊している。犯罪を犯しながらそ知らぬ顔で有名人ヅラをするこんな犯罪教育者が福祉などを語るとは、とんでもない悪魔である。
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