陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

変態報道を臆面も無く世界に垂れ流す毎日新聞英語版

2008-06-21 13:52:32 | Weblog
 日本の新聞社の劣化は、今に始まったことではないが、毎日新聞社英語版は日本人を貶める記事を5年間も世界に流し続けていた。一体、何の意図があってのことだろう?これは、毎日記者の品性を疑わせるだけでなく、毎日新聞社の組織的体質を反映している。

毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信
6月20日20時45分配信 J-CASTニュース

 「ファーストフードで女子高生が性的狂乱状態」「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターで内実が明らかに」――なんと毎日新聞の英語版サイトでこんな驚くべき記事が配信されていた。中には「六本木のレストランで豚を獣姦し、その後食べた」という、目も当てられなくなるような「変態ニュース」もある。これらの記事は国内だけでなく、海外のネット上でも話題になっていた。

■幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピール??

 「2ちゃん並というか、2ちゃん以下だな」「毎日ひでえな」

 毎日新聞の英語版ニュースサイト「Mainichi Daily News」にあるコーナー、「WaiWai」が過去に配信した記事に、こんな指摘がインターネット上で相次いでいる。

 例えば、07年9月に配信したニュースにはこんなものがある。

 「コックと野獣、ふしだらさとそれを愛する者」と題された記事では、東京・六本木に富裕層向けのレストランが登場したことを紹介。Mなる人物が「実話ナックルズ」という雑誌に語ったというその内容を参考にしているようなのだが、このレストランで、弁護士がメスの豚を獣姦し、のちにそれと同じメス豚が料理としてその後出てきた、という、おぞましい内容になっている。

 さらに、07年7月に配信した「防衛省の『ロリータ』漫画キャラクターでその内実が明らかに」という記事では、

 「サイゾーによれば、パールハーバーと南京大虐殺の後継である政府省庁が、テディベアを持ってメイド服を着たかわいらしい漫画の少女キャラクターに日本の防衛策を説明させるようになった。最近では、キワどい幼児性愛漫画のキャラクターを使って政策をアピールする政府機関が増えているが、そのなかでも防衛省の少女キャラクターはオタクを引きつけている、と同誌は言っている」

と紹介。そもそも「サイゾー」にこんな内容の記事が掲載されたとも思えない。

■「ご批判は謙虚に受け止め、削除しました」

 また「ファーストフードで女子高生が性的狂乱状態」という記事では、ファーストフードを食べると神経の中枢のコントロールできなくなりセックス依存症になるなどという説を紹介し、日本の女子高生の性の乱れを指摘。「お母さんたちは墜ちていく、成績を上げるために!」では、息子の成績を上げるために息子と性的な関係を勉強前に持つ母親のエピソードが紹介されている。これらのすべてが外国人記者の署名入りで書かれていた。約5年近くこうした「変態ニュース」を世界に発信し続け、これが海外のブログなどにも転載されており、まさに「変態な日本人」を世界にアピールすることになってしまった。

 毎日新聞社長室広報担当はJ-CASTニュースに対し、

 「ご指摘の英文記事は過去に配信しておりました。ご批判は謙虚に受け止め、削除する措置を取りました」

と回答していている。

 一連の「WaiWai」の記事を巡っては「まとめサイト」まで登場し、毎日新聞社に抗議するよう呼びかけている。そこには、インターネットの匿名性を問題にした同社の『ネット君臨』という書籍の一文を引いて、こんな主張が展開されている。

 「『ネット君臨』も書いている通り、ネットによって『一度つけられた傷は簡単には回復しない』(P76)のだ。日本国全体につけられた汚名に対し、いったい毎日新聞はどのような責任を取るつもりなのだろう」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000003-jct-sci


 これらの記事を出稿していたのは、カミヤマ・マスオ記者とライアン・コネル記者(オーストラリア人)。毎日新聞は、記事削除だけではなく、紙面審査委員会での審議内容や、この二人の記者に対する処遇を公開し、日本国民に謝罪すべきだろう。5年間も、品位が無く、日本女性を馬鹿にするような記事を海外へ流していたと言う事は、毎日新聞社に英語を理解する人がいなかったと言うことなのか?

 ニューヨーク・タイムス(NT)日本支社(朝日新聞本社内に同居)に Ohnishi Norimitsu 記者がいて、日本に批判的な記事を書くことで有名であるが、米国紙と言うことで見過ごされる場合もあるし、また、それに対する反論をNT紙上に載せることもある。上記毎日新聞英語版は、卑劣にも日本人を貶める記事を垂れ流しているだけで、弁解の余地は無いだろう。

 TVもそうだが、マスコミは面白おかしさだけを追い駆けている様に見える。「社会の木鐸」などと言う言葉は、既に死語となった。宗教団体との癒着も取り沙汰される毎日新聞社は、これからも益々日本人読者の批判を浴び続けるに違いない。
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