今、右ひざが痛い。3日前にスキーで大転倒をしたためだ。骨折はしなかったが、スキー・エッジを右ひざにぶっつけてしまった。
あの日の午後3時過ぎ、子供達がスキー授業を終えて帰った後はゲレンデが空っぽになったので、「ダイナミック・コース(最大斜度32°)」+「中の平ゲレンデ(最大斜度15°)」合計1500mを繰り返し滑り降りる事にした。第1リフト(700m)で「ダイナミックコース」の上部まで行く。リフトに乗っている時間は約7分間、それから滑走開始地点まで移動するのに1分間ほど掛かる。
滑走距離1500mを1分30秒で一気に滑り降り、そのまま第1リフト乗り場へ到着。これで1サイクルは、7分+1分+1分半で約10分。気張って、このサイクルを連続5回繰り返すわけだ。それを開始して、3回までは確かに上手く行った。
4回目のサイクルで、急坂部分のコース取りを誤り、バランスを崩したので大きく転倒する。左足首をひねったらしく、それに急坂の途中だから上手く立ち上がれない。でも、何とか起き上がって体勢を整え、残りの急斜面を滑り切った。別に、捻挫はしていないようだ。
よし、次は失敗しないぞと意気込んでリフトに乗り、5回目の「ダイナミック・コース」出発点に立ったが、やはり転んでいたためか、少し恐怖感を覚えた。ここで止めて、隣の「北の背コース」へ移り、無難に滑り降りれば良かったのだが。
急坂を滑り始め、先程転倒した所へ来たが、エッジを効かせようと左足に体重を掛けたが上手く行かぬ。両方のスキー先端部分は谷側を向き、かなりの速度が出ている。腰が上がってしまい、一瞬の内に転倒、急斜面を転げ落ちた。下の方で、数人の上級者達がこちらを見上げている。心配してくれているのだろう。転んだまま、手を振って彼らに大丈夫だと伝えた。
見ると右足からスキーが脱げている。スキー自体には、滑り止めが付いているから斜面であっても逃げていかない。右足の膝辺りに鈍痛があった。ゆっくりと起き上がって、右スキーを引き寄せ、ストックを立てて慎重にスキーを装着した。
「年寄りの冷や水」と言うフレーズが頭を過ぎる。30代、40代の上級者達でも連続5回の滑降はしないだろうに、今回は無理をしてしまった。冬山登山で、天候を読み誤り、遭難したようなものだ。
安全を心掛けながら、残りのスロープを滑り下り、スキーを外してロッジに入った。「今日は、もう帰ろう」と心に決めて、スキー靴を脱ぎ、スノトレに履き替えた。タバコを吸いながら、若い人達の真似をするのは控えようとつくづく考えた。
幾ら元気を装っても、体力的には落ちているから、危険回避動作が遅くなる。5回目を滑り降りた時は、既に相当に疲れ切っていたのだ。それに、長いブランクで、まだ完全に以前の調子が取り戻せていないし、新しいスキーの回転特性の把握も不足している。まあ、骨折しなかっただけでも有難いと思わねば。
そそくさと荷物をまとめ、スキーを車に積み込んで帰路に着いた。左右の膝部分には鈍痛があるが、運転には差支えが無い。帰宅して風呂に入った時、右ひざ下部が内出血しているのに気が付く。これでは、数日間スキーはお預けだなと判断。
風呂に浸りながら考えた。いや、スキーばかりではないぞ、この頃の俺は慎重さを欠いた行動ばかりしている。何か、焦っているようだ。気を付けないと、大きなトラブルを引き起こすかも知れぬ。
部屋着でリラックスした所で、<高島暦>によるその日の運勢を見たら、こう書いてあった。
《短慮を戒め、落ち着いて進めよ》
あの日の午後3時過ぎ、子供達がスキー授業を終えて帰った後はゲレンデが空っぽになったので、「ダイナミック・コース(最大斜度32°)」+「中の平ゲレンデ(最大斜度15°)」合計1500mを繰り返し滑り降りる事にした。第1リフト(700m)で「ダイナミックコース」の上部まで行く。リフトに乗っている時間は約7分間、それから滑走開始地点まで移動するのに1分間ほど掛かる。
滑走距離1500mを1分30秒で一気に滑り降り、そのまま第1リフト乗り場へ到着。これで1サイクルは、7分+1分+1分半で約10分。気張って、このサイクルを連続5回繰り返すわけだ。それを開始して、3回までは確かに上手く行った。
4回目のサイクルで、急坂部分のコース取りを誤り、バランスを崩したので大きく転倒する。左足首をひねったらしく、それに急坂の途中だから上手く立ち上がれない。でも、何とか起き上がって体勢を整え、残りの急斜面を滑り切った。別に、捻挫はしていないようだ。
よし、次は失敗しないぞと意気込んでリフトに乗り、5回目の「ダイナミック・コース」出発点に立ったが、やはり転んでいたためか、少し恐怖感を覚えた。ここで止めて、隣の「北の背コース」へ移り、無難に滑り降りれば良かったのだが。
急坂を滑り始め、先程転倒した所へ来たが、エッジを効かせようと左足に体重を掛けたが上手く行かぬ。両方のスキー先端部分は谷側を向き、かなりの速度が出ている。腰が上がってしまい、一瞬の内に転倒、急斜面を転げ落ちた。下の方で、数人の上級者達がこちらを見上げている。心配してくれているのだろう。転んだまま、手を振って彼らに大丈夫だと伝えた。
見ると右足からスキーが脱げている。スキー自体には、滑り止めが付いているから斜面であっても逃げていかない。右足の膝辺りに鈍痛があった。ゆっくりと起き上がって、右スキーを引き寄せ、ストックを立てて慎重にスキーを装着した。
「年寄りの冷や水」と言うフレーズが頭を過ぎる。30代、40代の上級者達でも連続5回の滑降はしないだろうに、今回は無理をしてしまった。冬山登山で、天候を読み誤り、遭難したようなものだ。
安全を心掛けながら、残りのスロープを滑り下り、スキーを外してロッジに入った。「今日は、もう帰ろう」と心に決めて、スキー靴を脱ぎ、スノトレに履き替えた。タバコを吸いながら、若い人達の真似をするのは控えようとつくづく考えた。
幾ら元気を装っても、体力的には落ちているから、危険回避動作が遅くなる。5回目を滑り降りた時は、既に相当に疲れ切っていたのだ。それに、長いブランクで、まだ完全に以前の調子が取り戻せていないし、新しいスキーの回転特性の把握も不足している。まあ、骨折しなかっただけでも有難いと思わねば。
そそくさと荷物をまとめ、スキーを車に積み込んで帰路に着いた。左右の膝部分には鈍痛があるが、運転には差支えが無い。帰宅して風呂に入った時、右ひざ下部が内出血しているのに気が付く。これでは、数日間スキーはお預けだなと判断。
風呂に浸りながら考えた。いや、スキーばかりではないぞ、この頃の俺は慎重さを欠いた行動ばかりしている。何か、焦っているようだ。気を付けないと、大きなトラブルを引き起こすかも知れぬ。
部屋着でリラックスした所で、<高島暦>によるその日の運勢を見たら、こう書いてあった。
《短慮を戒め、落ち着いて進めよ》
ちなみに20代ですが、休憩ナシで連続5回も滑走なんて、とても出来ません(苦笑)
膝の痛みが薄らいだので、昨日スキー場へ出勤、中級ゲレンデで10回ほど慣らし滑りをしました。ご心配頂き、お礼を申します。もう大丈夫です。
妙高高原の「池の平スキー場」へは、昔行ったことがあります。広大なスキー場で、スロープは比較的緩やか、雪質も良かった。今年は、そんなに酷い状況ですか?何時もだったら、2m位の積雪が有る場所でしょう。
近くの「赤倉スキー場」は、急スロープもあって、中々面白かった想い出があります。
お若い方だから、5回位は軽くこなさないと(笑)。上達効率が上がると思いますよ。