経済産業省原子力安全・保安院は、記者会見で3号機のMOX燃料について、触れることを一切避けている。また、記者会見の場では、マスコミもそれを問い糺さず、まるで国民から情報遮断するかのようだ。分かったような顔をして、今回の原発事故内容を語るNHKの水野解説委員も、MOX燃料やプルサーマルには決して触れない。
小デブの枝豆<革マル>官房長官は、国民の大反発を買うかも知れないので、MOX燃料に関しては緘口令(黙っていろと言う命令)を出しているのだろうか?
TVワイドショー「とくダネ!」では、こんなことがあったらしい。
外国なぜ続々避難?福島3号機は猛毒プルサーマル
2011年03月18日15時11分
提供:J-CASTテレビウォッチ
難しい話
なぜアメリカをはじめイギリス、オーストラリア、韓国まで福島原発80キロ圏外へ自国民の避難勧告を出したのか。なぜ各国政府は大使館の一時閉鎖に踏み切ったのか。なぜ燃料棒が露出していて最も危険といわれた4号機でなく3号機が「限界」(北沢防衛相)だったのか。
政府や東京電力の情報に不信が募るなか、18日(2001年3月)の放送で理由の一つと思われる答えが出てきた。
プルトニウム混ぜたMOX燃料で運転
コメンテーターのショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)が、澤田哲生(東京工業大助教授)に向けてこんな質問をした。
「福島第1原発の1号機、2号機と違って、3号機はプルサーマル利用じゃないですか。昨年10月から動き始めた」
これに澤田は次のように答えた。
「たしかにそうなんですよ。(3号機の)プルサーマルは炉心の中に燃料集合体が数百本あるが、その3分の1にMOX燃料というプルサーマルを最初から混ぜたものを使っている。1、2号機はプルサーマルじゃないんですが、実は運転している間に自然にプルトニウムが溜まっていく。最初からプルトニウムを入れたのがプルサーマルで、(プルサーマルでなくても)中でプルトニウムのようなり、似たような状態になっている」
より危険な中性子を大量発生
小倉智昭キャスターはここで「難しい話になるとわれわれはわからない」と話の腰を折ってしまったが、MOX燃料使用となると「難しい」では済まされない。
地震発生で福島原発で事故が発生した先週11日付の米紙「ニューヨークタイムズ」は、懸念材料としていち早く「日本の原発の中にはMOX燃料を使用しているものがある。今回の原子炉がこのタイプであれば、放出する蒸気はより有害なものになる可能性がある」と指摘していたという。
MOX燃料は通常のウラン燃料と比べ、放射能、とくに中性子が著しく高く、ウラン燃料より危険度ははるかに高いといわれている。中性子は金属やコンクリートでも簡単に通り抜ける。
海外でも「政府・東電が一般市民を誤った方向に導いている」と批判が高まっている。一刻も早く、きちっと情報開示し、打開策を分かりやすく説明すべきではないか。
モンブラン
http://news.livedoor.com/article/detail/5424590/
このMOX燃料は、フランスのコモックス社で作られている。それが近々更に日本へ送られて来るとのこと。これは、どの原発で使う予定なのか?福井県の高浜原発で使う予定のMOX燃料か?
日本向けMOX燃料、近く出港か=福島原発でも使用-仏環境団体
【パリ時事】環境保護団体「グリーンピース・フランス」は24日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを再利用するプルサーマル発電で用いるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が、4月上旬にフランスから日本に向けて出港することが分かったと公表した。
MOX燃料は、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発3号機でも使われている。AFP通信によれば、同団体は「福島の原発で事故が起きた時期でもあり(輸送は)極めて無責任だ」と批判した。(2011/03/25-08:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032500143
3号機に使われているMOX燃料の詳細な構造などについては、
福島第一原子力発電所3号機 長期保管MOX燃料の健全性について (コメント回答含む)http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/info/pdf_files/100714-2.pdf
福島第一原発3号機の他に、九州電力の玄海原発3号機が平成21年12月からMOXを用いて営業稼働中。また、四国電力の伊方原発3号機(89万kW)では、平成22年3月からMOX燃料を用いたプルサーマルが行われている。MOX燃料を営業運転で使い始めたのは、全て民主党政権になってからである。
今回の福島第一原発3号機事故を、愛媛県も相当気にしているようだ。毎日新聞の地方版が取上げているが、枝豆緘口令が地方には行き届かなかったのか?
東日本大震災:福島第1原発爆発 同じプルサーマル発電中、伊方にも衝撃走る /愛媛
東日本大震災による原発事故で、プルサーマル発電をしている福島第1原発3号機でも14日、1号機に続いて水素爆発が発生。原子炉建屋が吹き飛んだ光景に、同じプルサーマル発電中の伊方原発(伊方町)を抱える県内にも、衝撃が走った。
プルサーマル発電を推進してきた山口道夫・県原子力安全対策推進監は「深刻に受け止めている。ただ、ウランとプルトニウム混合のMOX燃料の割合は高くないので、MOX燃料が与える影響はわからない」とコメント。四国電力は「プルサーマルだからといって地震に弱いわけではないが、プルトニウムが多く含まれているため、人体に取り込んだ際の影響は大きくなる」としている。
一方、「伊方等の原発の危険に反対する県民連」の和田宰代表幹事は「地震と原発の複合災害の危険性は以前から訴えてきたが、起こってはならないことを目の前にしている。伊方には北側に大きな活断層があり、非常に心配。まずはプルサーマル発電や老朽化原発を止めるべきだ」と祈るように話した。
一方、四国電力は同日、伊方原発3号機の非常用ディーゼル発電機の点検作業を報道陣に公開した。発電機は、非常用炉心冷却装置の電源だが、今回の事故では地震後に作動せず、炉心を冷やせなくなった。伊方原発では、発電機が1~3号機に各2台ずつあり、それぞれ月1回ずつ点検。四電は前倒しで11~14日、6台すべてを点検。四電によると、すべて正常に動くことを確認したという。【栗田亨、柳楽未来】
毎日新聞 2011年3月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110315ddlk38040570000c.html
小デブの枝豆<革マル>官房長官は、国民の大反発を買うかも知れないので、MOX燃料に関しては緘口令(黙っていろと言う命令)を出しているのだろうか?
TVワイドショー「とくダネ!」では、こんなことがあったらしい。
外国なぜ続々避難?福島3号機は猛毒プルサーマル
2011年03月18日15時11分
提供:J-CASTテレビウォッチ
難しい話
なぜアメリカをはじめイギリス、オーストラリア、韓国まで福島原発80キロ圏外へ自国民の避難勧告を出したのか。なぜ各国政府は大使館の一時閉鎖に踏み切ったのか。なぜ燃料棒が露出していて最も危険といわれた4号機でなく3号機が「限界」(北沢防衛相)だったのか。
政府や東京電力の情報に不信が募るなか、18日(2001年3月)の放送で理由の一つと思われる答えが出てきた。
プルトニウム混ぜたMOX燃料で運転
コメンテーターのショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)が、澤田哲生(東京工業大助教授)に向けてこんな質問をした。
「福島第1原発の1号機、2号機と違って、3号機はプルサーマル利用じゃないですか。昨年10月から動き始めた」
これに澤田は次のように答えた。
「たしかにそうなんですよ。(3号機の)プルサーマルは炉心の中に燃料集合体が数百本あるが、その3分の1にMOX燃料というプルサーマルを最初から混ぜたものを使っている。1、2号機はプルサーマルじゃないんですが、実は運転している間に自然にプルトニウムが溜まっていく。最初からプルトニウムを入れたのがプルサーマルで、(プルサーマルでなくても)中でプルトニウムのようなり、似たような状態になっている」
より危険な中性子を大量発生
小倉智昭キャスターはここで「難しい話になるとわれわれはわからない」と話の腰を折ってしまったが、MOX燃料使用となると「難しい」では済まされない。
地震発生で福島原発で事故が発生した先週11日付の米紙「ニューヨークタイムズ」は、懸念材料としていち早く「日本の原発の中にはMOX燃料を使用しているものがある。今回の原子炉がこのタイプであれば、放出する蒸気はより有害なものになる可能性がある」と指摘していたという。
MOX燃料は通常のウラン燃料と比べ、放射能、とくに中性子が著しく高く、ウラン燃料より危険度ははるかに高いといわれている。中性子は金属やコンクリートでも簡単に通り抜ける。
海外でも「政府・東電が一般市民を誤った方向に導いている」と批判が高まっている。一刻も早く、きちっと情報開示し、打開策を分かりやすく説明すべきではないか。
モンブラン
http://news.livedoor.com/article/detail/5424590/
このMOX燃料は、フランスのコモックス社で作られている。それが近々更に日本へ送られて来るとのこと。これは、どの原発で使う予定なのか?福井県の高浜原発で使う予定のMOX燃料か?
日本向けMOX燃料、近く出港か=福島原発でも使用-仏環境団体
【パリ時事】環境保護団体「グリーンピース・フランス」は24日、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムを再利用するプルサーマル発電で用いるウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が、4月上旬にフランスから日本に向けて出港することが分かったと公表した。
MOX燃料は、東日本大震災で事故を起こした東京電力福島第1原発3号機でも使われている。AFP通信によれば、同団体は「福島の原発で事故が起きた時期でもあり(輸送は)極めて無責任だ」と批判した。(2011/03/25-08:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032500143
3号機に使われているMOX燃料の詳細な構造などについては、
福島第一原子力発電所3号機 長期保管MOX燃料の健全性について (コメント回答含む)http://www.pref.fukushima.jp/nuclear/info/pdf_files/100714-2.pdf
福島第一原発3号機の他に、九州電力の玄海原発3号機が平成21年12月からMOXを用いて営業稼働中。また、四国電力の伊方原発3号機(89万kW)では、平成22年3月からMOX燃料を用いたプルサーマルが行われている。MOX燃料を営業運転で使い始めたのは、全て民主党政権になってからである。
今回の福島第一原発3号機事故を、愛媛県も相当気にしているようだ。毎日新聞の地方版が取上げているが、枝豆緘口令が地方には行き届かなかったのか?
東日本大震災:福島第1原発爆発 同じプルサーマル発電中、伊方にも衝撃走る /愛媛
東日本大震災による原発事故で、プルサーマル発電をしている福島第1原発3号機でも14日、1号機に続いて水素爆発が発生。原子炉建屋が吹き飛んだ光景に、同じプルサーマル発電中の伊方原発(伊方町)を抱える県内にも、衝撃が走った。
プルサーマル発電を推進してきた山口道夫・県原子力安全対策推進監は「深刻に受け止めている。ただ、ウランとプルトニウム混合のMOX燃料の割合は高くないので、MOX燃料が与える影響はわからない」とコメント。四国電力は「プルサーマルだからといって地震に弱いわけではないが、プルトニウムが多く含まれているため、人体に取り込んだ際の影響は大きくなる」としている。
一方、「伊方等の原発の危険に反対する県民連」の和田宰代表幹事は「地震と原発の複合災害の危険性は以前から訴えてきたが、起こってはならないことを目の前にしている。伊方には北側に大きな活断層があり、非常に心配。まずはプルサーマル発電や老朽化原発を止めるべきだ」と祈るように話した。
一方、四国電力は同日、伊方原発3号機の非常用ディーゼル発電機の点検作業を報道陣に公開した。発電機は、非常用炉心冷却装置の電源だが、今回の事故では地震後に作動せず、炉心を冷やせなくなった。伊方原発では、発電機が1~3号機に各2台ずつあり、それぞれ月1回ずつ点検。四電は前倒しで11~14日、6台すべてを点検。四電によると、すべて正常に動くことを確認したという。【栗田亨、柳楽未来】
毎日新聞 2011年3月15日 地方版
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20110315ddlk38040570000c.html
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます