陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

御巣鷹の日航機墜落事故から23年が経過

2008-08-13 12:16:40 | Weblog
 8月は、鎮魂の月と1年前のエントリーで書いたが、お盆と終戦記念日を挟んで様々な慰霊の日が続く。

 蝉が激しく鳴く8月12日、日航ジャンボ機墜落事件は23年目を迎えた。この日午後6時過ぎに羽田を出発した日航123便(高濱雅巳機長)は、約50分後に群馬県上野村の高天原山近辺に激突、乗客505名、乗務員15名が亡くなったのである。生存者は4名であった。

 その年に生まれた子供は、もう大学を卒業する程に時間が経過した。遺族の心も少しは癒されてはいるのだろうが、事故後恒例となった御巣鷹山への慰霊登山はなお続いている。この悲しい事件から私たちは何を教訓として得たのだろうか。

 昨年10月25日から、ジャンボジエット機よりも大きな二階建て「エアバスA380」機がシンガポール航空に引き渡され、稼働している。既に、A380は日本にも飛来しているが、座席数は3クラスタイプで600人前後。しかし、単一クラスであれば800人を乗せることが可能と言う。

 この巨大ジエット旅客機を日本の航空会社が導入する計画は無いようだ。が、いずれ海外便は座席数を減らして居住性を上げながら同機種を導入せざるを得まい。一方、日本国内は気流の不安定性が著しいので、このような大型機導入よりは中型の200人前後の航空機に変え、便数を増やす方が良いと思う。もし事故が起きても、犠牲者を減らすことに繋がる。

 燃料費高騰で、航空会社は青息吐息だが、航空運賃は値上げせざるを得ないだろう。そうでないと、安全運行の経費などが削減されたりして、間接的に事故を誘発する危険性が増大する。

 日本の場合は、東北新幹線と東海道新幹線を連結し、夜行の寝台特急を走らせると乗客は便利になると思うのだが、如何だろうか。新幹線はゲージ幅も大きいし、ゆったりした寝台車両を設計することが出来る。何よりも、航空機に比べると安全だ。

 昨夜は星を眺めながら、123便犠牲者520名の方々へ静かな慰霊の祈りを捧げた。犠牲者の一人、坂本九さんの歌った「見上げてごらん、夜の星を」のメロディーがぼんやりと頭に浮かんだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=uHsAUN04V1Y&feature=related
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 名曲<オホーツクの舟唄>と... | トップ | グルジア戦争の停止には問題山積 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事