陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

危険物提供国家・中共と北京「手錠」五輪

2007-07-09 04:29:28 | シナ・中共関係
 支那からの食品・日用品は毒に塗(まみ)れているとの報道が今年5月以降激増した。米国で発覚したペットフードの原料問題に加え、医薬用グリセリンと偽ってジエチレングリコールを出荷していたことも暴露され、国際的な非難を浴びている。中共政府は、偽造・捏造に関連した政府高官を即決裁判で死刑判決を下すなど対応に躍起だが、闇に覆われた国家だからこれからも数多く問題点が出ると予測される。

 このように毒物産品が国際問題化する以前に、数年前から日本に輸入される支那産の野菜は、農薬や病原菌に汚染されていて危険と言う情報は家庭の主婦の間でよく知られていた。だから、スーパーでも安い支那産の野菜を置かなくなった所が増えた。それでも、鰻などはまだ売られているようだが、今後どうなることか。

 今年5月以降、支那産品の一部が毒物塗れとの状況を何回かこのブログでも取り上げたが、詳しくそれらを紹介する中国毒物情報局ブログさえ出来た。毒ばかりでなく、爆発する電池や米国では危険なタイヤも売られ、45万本が回収されているとの事、ただ唖然とするばかりだ。

 この上なく面子を重んじるくせに、捏造、模造品の生産、更には手抜きにより金儲けをする支那人(漢人)の無責任な姿勢がこうした危険な産物を生み出していることは間違いない。それは、彼らの民族性によるものなのか、清帝国崩壊以来の不安定な歴史的要因に基づくものなのか、私には分からない。恐らく支那国民に信頼感の意味が全く理解されていないのだろう。

 安ければ売れると言う人間の心理を彼らが巧に利用しているのは事実だ。いい加減なものを輸出する支那人のみならず、日本からも企業が多数進出し、安い労賃で生産価格を下げて国際競争に勝とうとする実態がある。そうした状況が渾然一体となって信頼感に欠ける産物が世界中にばら撒かれる。

 支那では、凄まじい奴隷労働者の存在も話題になった。これは、中共政府によるチベット・ウイグルの侵略、法輪功の弾圧、ダルフール問題とは別な支那の暗部である。19世紀以前の清帝国と何ら変わりの無い前近代的状況だ。

 約1年後に開催予定の北京オリンピックであるが、胡錦濤政権は強権を発揮して北京周辺の環境維持、宿泊施設の充実、交通機関整備などを進めている。一方で、国際的な北京五輪ボイコット運動も激しくなって来た。米国では議会がダルフール問題に関して北京五輪に厳しい姿勢を見せているし、芸能人たちは「ジェノサイド・オリンピック」と呼んでボイコット運動を展開している。「手錠五輪」のロゴマークも登場した。欧州では、フランスが最も強い批判を表明している。

 私は中共政府が北京五輪をやりたいのなら、まずいい加減な食品や物産を作るのを止めさせ、人権問題に対して真面目に取り組むことを胡錦濤氏に期待したい。本当は、五輪を主催する前に、自国内の環境保全や治水・治山に力を入れて、国民を大切にする姿勢が整うことを求めたいのだけれども。
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