Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

金儲け

2014年06月06日 | Weblog

               

政治家(屋)との対比という意味での経済界、というか企業人の中には倫理観を
持って利益追及に努めている人が少なくないように思う。企業人であれば利益
を求めるのは極当然であるけれど、もの造りや商売の世界に於いても、「人に喜
んでもらうこと、世の中の為になること」をモットーとして仕事に打ち込んでいる人
がいて、お金はその結果として後からついてくるものだ、という風に考えている。
概してもの造りの企業で成功した創業者達にはクリーンなイメージがある。


実際に物を造り沢山売れるようになるまでには、他人には分らぬ苦労と血の滲
む努力、諦めない強固な意志力などの、表には現れない積み重ねがあるに違い
ない。つまり実体のある経済活動だから嘘がないのだと思う。株式の売買や不
動産投資など実体のないマネーゲームとはそこが違うのだ。自分では汗を流さ
ずアブク銭を稼いでいるマネーゲームの輩は、幾ら金を持っていようが人品卑し
い守銭奴にすぎない。


                                         

小泉内閣の時代、ブレーンと云われていた竹中平蔵は人材派遣業の規制を大
幅に緩め、現在のような格差社会への切欠をつくりそれに拍車をかけた。人材
の流動化とか働き方の幅を広げるなどと旨いことを云っていたが、その実体は
ピンハネ業界のテコ入れであり、いつの間にか彼がピンハネ業界の最大手パ
ソナの会長にちゃっかり収まっている。えげつなく自分のためだけの金儲けに
走る彼のような人間に、果たして大學教授の肩書は相応しいのだろうか・・・?


せめて教授の肩書があるなら、実体のないピンハネ業などではなく大学の先生
として世間から尊敬される働きをし、お金はその実績に応じて後からついてくる、
という風には考えなかったのだろうか。倫理観も何もなく、小賢しいだけの「金の
亡者」という訳か・・・


明治維新のころ政治家を志した人たちは確固とした理想を持ち、これからの日
本をどうすべきかということを真剣に考え、そのことに真実命をかけていたよう
に思える。

今の政治家は、国民には次々と増税を強いておきながら自分たちは議員歳費
を削ることにも定数削減にも一向に応じようとしない。議員を務めるということの
意義を全く自覚せず、金儲けのための一手段か一職業としか思っていない!

サラリーマンか何かと勘違いしてんじゃねえのか? ・・・ったくもう!


                     


体重

2014年06月05日 | Weblog

                 

風呂上りに時々体重計に乗る。去年頃まで長いことづっと61~62Kgだった。そ
れがいつ頃からか57~58Kgに落ちていた。


20代の頃は57Kg前後だったから、中年になって60Kgを超えた時は健診でや
や肥満と判定された。身長169cmに対して63Kgが3%程度の肥満なのだそう
だ(ホントか?)。確かに胴回りに脂肪がついて少しベルトがきつくなったけれど、
下腹も殆ど出ていなかったし自分では肥満という自覚はなかった。^^!


Edは得な体質で、食べる量を減らしたり好きなものを我慢したりというダイエット
をしたことがない。アルコールも甘い物も自分で欲しいままに飲み食いしてきた。
カミサンが体重を落としたくて涙ぐましい努力をしているのをみると何だか申し訳
なくなってくる。^^!


こんなEdでも米国出張では、2週間ほど過ごして帰ってくると大抵2、3キロ肥え
ていた。連日400gほどもあるステーキと食後のデザートにでかいケーキやアイ
スクリーム、そしてビールをたらふく詰め込んでいれば、流石に肥る。しかし一月
も経てば体重はまた元にもどっていたから、元来が脂肪を溜め込まない体質な
のだろう。


歳とともに痩せるほうが足腰への負担が減るから良いのかも知れないが、最近
では足元がただでさえ覚束なくなって風の日はヨロケそうになるし、駅で他人に
ぶつかれば相手が女性でも跳ね飛ばされそうになる。男のくせに全く頼り甲斐
がなくなったものである。いよいよ枯れ木人間になりつつあるらしい。(苦笑)


                                     

以前GMで一緒に働いていたFさんの奥さんは立派な体格をした方で、Fさんは
よく「風の強い日は家の奥さんの後に隠れて歩く」とか、「(苛められたら)奥さん
に言いつけるぞ!」などと云って笑ったけれど、今の若いひと達は我々世代より
男女とも一回り大きくなって、偶に混み合う電車に乗り合わせると自分が小さい
子どもになったかように視界が遮られる。^^!


老いると子ども戻る・・・というのはどうやら本当のことらしい。(笑)

                 


兄弟

2014年06月04日 | Weblog

              

今年87才になる長兄に食道癌が見つかり手術することになったと義姉から連
絡をもらった。義姉は歳が歳だけに切らなくて済む放射線治療をして欲しかった
らしいが、医者には転移がなく患部は一ヶ所だけなので確実に除去できる手術
を勧められたらしい。


本人は既に納得していて手術の予定は決めたのだけれど、義姉は一応肉親の
兄弟にはその旨電話で知らせてくれたのである。最初義姉から「そういう訳で手
術をしますがよろしいでしょうか?」と訊かれたカミサンは返事に困り、「主人が
戻ったら直ぐ連絡させます」といって電話を切った。確かに同意を求められても
困る話ではある。^^!


カミサンはEdが帰るや否や、慌てた様子で「兄さんのところへ直ぐ電話をして
ちょうだい」と云うので面喰ったが、事情を聴いてすぐ義姉に電話を入れた。
余程慌てたのか、カミサンは聞き間違えて「大腸癌」だといっていたが実は食
道癌だった。入院は6日、手術は16日だそうなので手術の前に一度見舞いに
いかなくては・・・


                                             

敗戦後の大変な時代、この兄と去年亡くなった兄が中心となって母親だけの貧
しい家を支え、未だ幼かった我々年下の兄弟姉妹を養ってくれた。Edを含めて
年下の兄弟姉妹が今在るのは彼等のお蔭であり、彼らの犠牲の上に成り立っ
てきたとも言える。


とは云え、もう我々年下の兄弟姉妹も老いて残っているのは5人だけになった。
沢山いた兄弟のうち5人は既に鬼籍入りしている。酒の大好きな長兄には早く
また元通りになって、酒が飲めるようになって欲しいものである。


                     


後遺症

2014年06月03日 | Weblog

        

4年前、カミサンが車の左フロント・ドアとサイド・シルをコンクリートに擦って酷く
キズ付けてきた。どう見てもタッチ・アップ程度では済みそうになく、カミサンは責
任を感じて近くの板金修理専門ショップで修理してもらってきた。^^!


一週間後車は綺麗に治って帰ってきたが、暫くしたら修理したドアの内側から
微かに音がするようになった。ま、大事なかろうとそのまま放っておいた。


今年初めあたりからドアの握り部分の取り付けが緩んだようにガタつき始めた。
次回車検の時にでも直してもらおうとノンビリ構えていたら、先日カミサンが友
達と出掛けたとき上部の取り付けが完全に外れてしまった。これではドアを閉
めるとき内側から引っ張れない。


昔の車だったら自分で内張りくらい取り外せるのだけれど、最近の車は内張り
を取り付けるビスなどは何処にも見当たらない。素人にとっては取りつく島が
ないのである。^^!


仕方ない、多少の出費は覚悟してトヨタ・ディーラーへ車をもっていった。サービ
スの整備士に見せると、めったにあることではないとみえて「・・・何か心当たり
はありますか?」と訊く。正直に数年前に近くの板金修理工場でドア・パネルの
修理をしてもらったことを話すと、内張りを剥がしてみないと部品が必要かどう
かわからないという。板金修理屋がどんなデタラメな作業をしているか分らない
と思ったのかも・・・^^!


単純に、ビスが緩んで落ちただけだろうと思ったのだけれど、専門家がそういう
ので翌日また車をもっていった。受付後30分もしないうちに整備士が戻ってき
て「取り付けビスが外れて落ちていました。上下の取り付けビスとも締め直して
おきましたので暫く乗ってみてください」という。(それほど大げさなことでもなか
ろうに・・・^^!)


終って費用はいくらかと尋ねたら、「結構です」という意外な返事。「エッ、要らな
いの?」というと「いつも車検させてもらっているのに、この程度の作業で費用
は請求できません」。さすがトヨタのディーラー、太っ腹だ!

ありがとう、この次もよろしくね!(笑)

        


やげん亭

2014年06月01日 | Weblog

                  

先週末の金曜日(29日)は随分久しぶりにKさんと連れ立って赤坂やけん亭で
呑んだ。最近は都心部で呑むのは稀になってしまい、毎週のように西日暮里へ
出かけていた3、4年前とは隔世の感がある。


やげん亭は繁盛していて略満席状態だった。予約するとき、二人なのでカウン
ター席でもよいからと云っておいたのだけれど、いつも4人用のコンパートメント
を空けておいてくれる。Edなどは訪ねる頻度が少なくて、売り上げにも貢献しな
い客なのに、有りがたいことだ。^^!


以前はとんかつがメインの店だったのだけれど、繁華街の中心部から現在の
所に移転してきてからメニューが大幅に変り、揚げ物だけでないバラエティー
に富む和風になった。小じゃれた清潔なお店で手頃な価格で飲めるからリピ
ーターが多いのかもしれない。Jinさんの親戚筋だからさろうか、ご主人は如
才なく帰るときは必ずビルの出口まで見送ってくれる。何でもないことのようだ
けれど、気配りが利いていて誰でも悪い気はしない。


KさんはEdと違って大酒飲みではないから、「もう一杯いく?」とEdが訊くと大抵
「いや、俺はもういい。Edさんどうぞ」と云われてしまう。調子に乗らず自分のペー
スを守っている”大人”である。二人とも遅くなると帰りがかったるくなるお年頃な
ので、彼と呑むときは安心していられる。(笑)


Kさんは女性の好みが他の人と少し違っていて、いわゆる標準的な「美人」と言
われるタイプより、一風変った
顔つき(英語ではFunny)の人を好む。若いウェイト
レスが3、4人いてその中のややのっぺりした感じの顔で、あまり愛想が無い娘が
気に入ったらしい。^^!


我々のテーブルに女将さんがやってきたとき、Kさんが唐突に「一人、美人の娘
がいるでしょう。あの子は日本人ですか?」と訊いた。女将さんは「・・・?誰だろ
う・・・」と腑に落ちない様子。彼女は自分の店には「美人」などいないと明らかに
思っている様子だったが、その後次々違うウェイトレスの娘さんたちを我々のテー
ブルに送ってよこした(ような気がした)。ハハハ・・・

Kさんがどのコを美人と見たのかEdには分かったけれど、好みというのは人によ
って千差万別なのだと改めて思ったのである。世の中のバランスはそうやって保
たれている。納得!