Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

突然の電話

2014年06月26日 | Weblog

             

登録していない知らない番号から携帯にかかってきた電話は、基本的にとらな
いことにしているのだけれど、今朝掛かってきた電話はづっと呼び続けている。
受けたら「Sです」という聞き覚えのある声が。^^!


4年前に辞めていったSさんだった。突然だったので「どうしたの?」と云うと、「
チョッと教えてもらいたいことが・・・」と。聞けばフォーク・リフトの爪延長カバーを
購入する予定なのだけれど、何cmの長さのものを買ったらいいか判らない。
参考にこちらで使っている延長爪の長さを教えて欲しいとのこと。お安い御用
である。


丁度フォークが目の前にあったから、電話を切らずにその場で爪の長さを測っ
て教えてあげた。


彼が入社してきたのはEdが嘱託を辞める直前で、採用を決めたジェネラル・マ
ネージャーのMさんの「これまでの社員の皆さんとはガラリと性格の異なる人
物で、大いに期待しています」という触れ込みだったから、皆興味深々だった。


なるほど、周囲の思惑などあまり気にせず思ったことをズバズバ云い、自分が
やりたいと思ったことはどんどん推し進めるタイプの人だった。予め根回しして
皆の同意を得た上で穏便に物事を決めたり進めたりするのが従来のやり方だ
ったから、即決で思い立ったらブルドーザーのように推し進める彼のやり方に、
反感を持ったり迷惑に感じたりする人も少なくなかった。^^!


Edはしかし、彼の明け透けの性格は好きだったし何かをやろうとするときは自
ら率先してやるので抵抗なく一緒に仕事ができた。


倉庫の中が埃だらけ汚かったのを、彼と一緒に部品棚を全部雑巾掛けして綺
麗にし、床は水を流してデッキ・ブラシで洗った。倉庫会社には以後定期的に
掃除をするように申し入れた。部品庫の中にスーパーハウスを入れて新たに
事務所としたのも彼だし、簿外で訳の分からない部品やガラクタを廃棄したり
整理して使用面積を大幅に減らしたのも彼だった。


兎に角色々なことを積極的に進めてくれたから、川越での仕事はかなりやり易
くなった。Edは川越に通い始めた当初は埃だらけの作業場に机とイスだけ置
いて事務所代わりにしていたので毎朝15分ほどかけて掃除をするのが日課だ
った。彼のお蔭で今は快適な事務所で仕事をしているのである。^^!