Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

兄弟

2014年06月04日 | Weblog

              

今年87才になる長兄に食道癌が見つかり手術することになったと義姉から連
絡をもらった。義姉は歳が歳だけに切らなくて済む放射線治療をして欲しかった
らしいが、医者には転移がなく患部は一ヶ所だけなので確実に除去できる手術
を勧められたらしい。


本人は既に納得していて手術の予定は決めたのだけれど、義姉は一応肉親の
兄弟にはその旨電話で知らせてくれたのである。最初義姉から「そういう訳で手
術をしますがよろしいでしょうか?」と訊かれたカミサンは返事に困り、「主人が
戻ったら直ぐ連絡させます」といって電話を切った。確かに同意を求められても
困る話ではある。^^!


カミサンはEdが帰るや否や、慌てた様子で「兄さんのところへ直ぐ電話をして
ちょうだい」と云うので面喰ったが、事情を聴いてすぐ義姉に電話を入れた。
余程慌てたのか、カミサンは聞き間違えて「大腸癌」だといっていたが実は食
道癌だった。入院は6日、手術は16日だそうなので手術の前に一度見舞いに
いかなくては・・・


                                             

敗戦後の大変な時代、この兄と去年亡くなった兄が中心となって母親だけの貧
しい家を支え、未だ幼かった我々年下の兄弟姉妹を養ってくれた。Edを含めて
年下の兄弟姉妹が今在るのは彼等のお蔭であり、彼らの犠牲の上に成り立っ
てきたとも言える。


とは云え、もう我々年下の兄弟姉妹も老いて残っているのは5人だけになった。
沢山いた兄弟のうち5人は既に鬼籍入りしている。酒の大好きな長兄には早く
また元通りになって、酒が飲めるようになって欲しいものである。