女流作家では宮尾登美子が好きで彼女の作品は以前何冊か(文庫本だけれ
ど)買い求めた。櫂、一弦の琴、序の舞、天璋院篤姫、きのね、蔵、菊亭八尾善
の人びと、寒椿など。
今、「もう一つの出会い」という、これは彼女の自伝的エッセイだろうか、短文集
を読んでいる。先日偶々図書館で見付け、久しぶりに宮尾作品に手を出した。
誰でも皆同じかもしれないけれど、Edは気に入った作家が見付かると、その人
の作品ばっかりを続けて買い求める(か借りて読む)。ある程度続くと少し飽きて
きて小休止したり、新刊が出てくるのを待つ状態になる。そうするとまた別の面
白そうな作家を探す・・・という事の繰り返しである。
そうやって集めた文庫本は、井上靖、水上勉、陳舜臣、開高健、司馬遼太郎、
藤沢修平、山本周五郎などで、捨てもせず、かといって読み返しもせず、未だ
本箱の隅に残してある。尤も今読み返そうとしても、昔の本は活字が小さくて
この老眼では意欲が失せる。
宮尾登美子の本はあまり沢山は読んでいないからかも知れないが、図書館で
(持っている本と)同じものを借りてきたことは無い。藤沢修平などは沢山読ん
でいるせいか、忘れて同じ本を買ってしまったり、図書館で借りてきて読んでい
るうち「あれ!これは以前読んだ気がするなあ・・・」というようなことが屡ある。
時間が経つと中身をすっかり忘れてしまっていて、二度目なのに何だか初めて
読んでいるような気がすることもある。陳舜臣の三国志などは敢えて二回読ん
だけれど面白かった。結構忘れている部分があって読み進むうちに思い出す。
そういえば亡くなったJinさんは吉川英治の「三国志」が大好きで、何度となく
読んだそうである。彼と話していると曹操、孫権、劉備、諸葛孔明など登場人
物の名前や、誰がこう云ったあ~云ったなどという名場面、エピソードをよく諳
んじていて、いつも感心させられたものである。
Edなどは、”本を読んだ”といっても殆ど中身を憶えていないから、唯通り過ぎ
ただけの景色をみていたようなものかも知れない。^^!
本棚には買ったものの未だ一冊も読んでいない世界文学全集(全52巻)が、
棚の重しになって鎮座している。(笑)
死ぬまでに、この全集ものは果たして開くことはあるのかどうか・・・甚だ怪しい
ものである。
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結局漫画で読みました。
高校生になって再度挑戦して吉川英治の三国志を読み切りました。
青空文庫で無料公開されたので、また読んでみようと思ってます。
最近ひかちゃんの成長が著しいようで、
Jinさんもきっと喜んでいることでしょう。
私はJinさんに刺激されて読書量が大幅に
増えました。本はこれからも大切な人生の
友です。