Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

期待

2013年11月15日 | Weblog

                 

一国の景気の良し悪しを測る物差しとして、国内総生産(GDP)という指標が使
われていることはEdでも知っている。例えば経済成長を続けている発展途上国
では年率で8~15%とか高い成長率を示す一方、欧米や日本などでは1~2%
から精々4~5%程度の低い数値にしかならない。つまり”先進国”と云われるグ
ループでは、もう大きな経済成長は望めないということであろう。


安倍政権はアベノミクスなるスローガンを掲げて、日本を世界一の経済大国に
するのだという。為替レートを円安に誘導し、輸出を増やし、企業の設備投資と
個人の消費を呼び込んで日本経済が再び大きく成長する事を期待している。


しかし本当に期待通りになるかどうかは実の所誰にも分らない。第一、経済は
生き物といわれるくらいその動きを予測するのは難しく、ましてや計画通りに成
長させることなど殆どできない。上手くいっても予想があたる程度であろう。

にも拘らず、消費税増税を上げることを闇雲に決めているからだろう、今年第一、
第二四半期のGDP成長率をみて最終判断すると云いつつ、辻褄合わせのため
財務省が仕組んだ高めの数値を発表した。1~3月期は4.1%、4~6月期は
3.8%である。

しかしその次の7~9月期は、たったの1.9%である。これで本当に景気が上
向いてきていると云えるの?消費税を上げるに足る根拠なのかねえ・・・?
素人目には、”消費税上げは中止”のサインじゃないのかえ!!

為替レートが今対ドル100円近辺の円安局面だから、輸出関連の大手企業は
莫大な為替差益で潤ったかも知れないが、国民の生活に直結する石油、ガス
関連企業や内需関連の中小企業は一向に儲かっていない。輸出企業は生産
拠点を海外にシフトしてしまったから、儲かっても国内設備投資には走らない。

                                

個人消費を増やそうと躍起になっている政府は、大企業に異例の賃上げを働き
かけている。流石に儲けている自動車大手は冬のボーナスが平均90万円だと
か80万円だとか報道されているけれど、”その他大勢”の中小からはそんな景
気のよい話は出てこない。ベースアップなんて経営に四苦八苦している中小企
業では夢のまた夢だろうな・・・

この上消費税上げで喜ぶのは、戻し税で棚ボタ式に利益が上乗せされる輸出
大手と白アリだけ。^^!

ま、我々貧乏人は来年4月以降、消費税8%でアップアップの生活しましょうね。
どうせ特別秘密保護法案も”無事?”通過するでしょうから、みんな揃って見ざる
・聞かざる・言わざるで、生ける屍のごとき余生を送りましょうよ。(ハハハ・・・)


バンザ~イ!(・・・って、誰が?)

                  



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