「こんにちわッ、テディちゃでス!
かぼちゃァだいおうさまァ、そろそろォでばんでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるぅる!」(←訳:虎です!明日はハロウィン!)
こんにちは、ネーさです。
聖なるカボチャ祭りを明日に控え、
本日の読書タイムでは、
あえて“奇をてらった”、しかし、
素晴らしく美しい一冊を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ハリス・バーディック年代記 ――
著者は(いいですか、行きますよ、せーのっ!)
クリス・ヴァン・オールズバーグさん、
タビサ・キングさん、ジョン・シェスカさん、シャーマン・アレクシーさん、
グレギリー・マグワイアさん、コリイ・ドクトロウさん、
ジュールズ・ファイファーさん、リンダ・スー・パークさん、
ウォルター・ディーン・マイヤーズさん、ロイス・ローリーさん、
ケイト・ディカミロさん、M・T・アンダーソンさん、
ルイス・サッカーさん、スティーブン・キングさん、
序文はレモニー・スニケットさん
原著は2011年に、日本語版は2015年8月に発行されました。
英語原題は『THE CHRONICLES OF HARRIS BURDICK 14 Amazing Authors Tell The Tales』、
『14のすごいものがたり』と日本語副題が付されています。
「さッかさんがァ、じゅうよにんッ?」
「ぐるるるるーがるる?」(←訳:アンソロジーですか?)
アメリカとカナダの作家さんが集合して
一冊の本を作り上げる……というと、
アンソロジー作品かと思えますが、
この御本の舞台裏はちょっと複雑?なようです。
30年前のこと、
編集者ピ-ター・ウェンダーズさんのもとを
一人の男性が訪れました。
ハリス・バーデックと名乗ったその男性が言うには――
私は十四のお話を書き、
そのひとつひとつの為に沢山の絵を描きました。
今日は見本としてお目にかけようと思って、
一冊につき、絵を一枚だけ持参しました。
「わわほううゥッ! これはァ~!」
「がるるる!」(←訳:すごいぞ!)
編集者ウェンダーズさん、
それらの絵にすっかり魅了されてしまいました。
これらの絵についているお話の方を
一刻も早く読みたいものですな、と興奮する彼に、
画家バーディックさんは答えます。
それでは、明日の朝に原稿を持って参りましょう。
ところが……。
「こォ~なァ~いィ~ッ!」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:いつまでたっても!)
翌日、バーディックさんは現れなかったのです。
その後もずっと。
手元に残された14の絵を眺め、
ウェンダーズさんは想像を巡らせました。
絵についていたお話とは、どんなものだったのだろう……?
時を経て、
ウェンダーズさんの子どもたち、友人たちが
バーディックさんの絵に触発され、
ひとつ、ふたつ……と、お話を書き始め、
ダンボール箱に溜まるほどになりました。
この御本には、そうして溜まった
バーディックさんのお話かもしれないお話14作品と、
30年間大切に保存された14の絵が収録されています。
「なぞのォ、おはなしィ?」
「がるぐる?」(←訳:謎の画家?)
……という説明が、どこまで本当なのかは、
読み手さんそれぞれの判断に委ねることにしまして、
ええ、もう!
余計なあれこれは考えなくていいです!
美しさ極まる画を、ただ観る。
不思議な物語たちを、ただ愉しむ。
それだけで、いいんです!
思えば、数年前、
紀伊国屋書店新宿本店さんの洋書売り場で
この御本の原著に出会った時から
日本語版を読みたい!誰か訳してー!と
溜め息しておりましたが、
ついにこうして邦訳されたとは!!
「うれしさァ、ひゃくまんばいィ!」
「ぐるがるるぅる!」(←訳:飛び跳ねちゃう!)
スティーブン・キングさんさんたち一流の作家陣、
そして村上春樹さんたち一流の翻訳者さんを得て、
いっそう美に磨きがかかった稀有なる作品、
全活字マニアさんに激おすすめです♪
ぜひ、ぜひ、一読を~!
かぼちゃァだいおうさまァ、そろそろォでばんでスゥ!」
「がるる!ぐるるがるるぅる!」(←訳:虎です!明日はハロウィン!)
こんにちは、ネーさです。
聖なるカボチャ祭りを明日に控え、
本日の読書タイムでは、
あえて“奇をてらった”、しかし、
素晴らしく美しい一冊を御紹介いたしましょう。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― ハリス・バーディック年代記 ――
著者は(いいですか、行きますよ、せーのっ!)
クリス・ヴァン・オールズバーグさん、
タビサ・キングさん、ジョン・シェスカさん、シャーマン・アレクシーさん、
グレギリー・マグワイアさん、コリイ・ドクトロウさん、
ジュールズ・ファイファーさん、リンダ・スー・パークさん、
ウォルター・ディーン・マイヤーズさん、ロイス・ローリーさん、
ケイト・ディカミロさん、M・T・アンダーソンさん、
ルイス・サッカーさん、スティーブン・キングさん、
序文はレモニー・スニケットさん
原著は2011年に、日本語版は2015年8月に発行されました。
英語原題は『THE CHRONICLES OF HARRIS BURDICK 14 Amazing Authors Tell The Tales』、
『14のすごいものがたり』と日本語副題が付されています。
「さッかさんがァ、じゅうよにんッ?」
「ぐるるるるーがるる?」(←訳:アンソロジーですか?)
アメリカとカナダの作家さんが集合して
一冊の本を作り上げる……というと、
アンソロジー作品かと思えますが、
この御本の舞台裏はちょっと複雑?なようです。
30年前のこと、
編集者ピ-ター・ウェンダーズさんのもとを
一人の男性が訪れました。
ハリス・バーデックと名乗ったその男性が言うには――
私は十四のお話を書き、
そのひとつひとつの為に沢山の絵を描きました。
今日は見本としてお目にかけようと思って、
一冊につき、絵を一枚だけ持参しました。
「わわほううゥッ! これはァ~!」
「がるるる!」(←訳:すごいぞ!)
編集者ウェンダーズさん、
それらの絵にすっかり魅了されてしまいました。
これらの絵についているお話の方を
一刻も早く読みたいものですな、と興奮する彼に、
画家バーディックさんは答えます。
それでは、明日の朝に原稿を持って参りましょう。
ところが……。
「こォ~なァ~いィ~ッ!」
「ぐるるるがっるる!」(←訳:いつまでたっても!)
翌日、バーディックさんは現れなかったのです。
その後もずっと。
手元に残された14の絵を眺め、
ウェンダーズさんは想像を巡らせました。
絵についていたお話とは、どんなものだったのだろう……?
時を経て、
ウェンダーズさんの子どもたち、友人たちが
バーディックさんの絵に触発され、
ひとつ、ふたつ……と、お話を書き始め、
ダンボール箱に溜まるほどになりました。
この御本には、そうして溜まった
バーディックさんのお話かもしれないお話14作品と、
30年間大切に保存された14の絵が収録されています。
「なぞのォ、おはなしィ?」
「がるぐる?」(←訳:謎の画家?)
……という説明が、どこまで本当なのかは、
読み手さんそれぞれの判断に委ねることにしまして、
ええ、もう!
余計なあれこれは考えなくていいです!
美しさ極まる画を、ただ観る。
不思議な物語たちを、ただ愉しむ。
それだけで、いいんです!
思えば、数年前、
紀伊国屋書店新宿本店さんの洋書売り場で
この御本の原著に出会った時から
日本語版を読みたい!誰か訳してー!と
溜め息しておりましたが、
ついにこうして邦訳されたとは!!
「うれしさァ、ひゃくまんばいィ!」
「ぐるがるるぅる!」(←訳:飛び跳ねちゃう!)
スティーブン・キングさんさんたち一流の作家陣、
そして村上春樹さんたち一流の翻訳者さんを得て、
いっそう美に磨きがかかった稀有なる作品、
全活字マニアさんに激おすすめです♪
ぜひ、ぜひ、一読を~!
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