テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

本、また本、そして本…。

2012-10-22 23:16:24 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ……くんくんッ!
 うむッ! ことしもォ、あのかおりィがァ、やッてきたのでス!」
「がるる!ぐるるがっるぐるぅ!」(←訳:虎です!強烈に香ってますぅ!)

 こんにちは、ネーさです。
 関東では今年もそろそろ、銀杏の実が香る季節が訪れたようですね。
 踏んづけちゃうとエラいことになりますから、
 上手に避けて、迂回して……はい、無事に我が家へ帰り着いたら、
 ホッとひと安心の読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
              ―― 作家の本棚 ――



 編者はヒヨコ舎の皆さん、2012年5月に発行されました。
 表紙を捲ると、こんな言葉が待っていますよ。

   《作家の本棚をのぞいてみよう》

「ぬきあしィ、さしあしィ~♪」
「ぐるる!」(←訳:忍び足!)

 ちょっとちょっと、
 誤解してませんか、テディちゃ、虎くんも?
 なにもね、作家さんのお家に忍びこもうってことじゃないのよ。
 作家さんの許可を得て、
 本棚を見せていただいているんですから、
 そのヘンテコな歩き方は止めてくださいな。

「てへへッ♪」
「がるるっ♪」

 本棚を見ればその人(持ち主)のひととなりが分かる――
 よくそんな風に言いますね。
 では、《本》を職業にしている方々の本棚って、
 どこか“普通と違う”特別なものだったりするのかしら?
 これはプロフェッショナルだわ!と
 一目瞭然なんでしょうか?

 この御本では、まさにその、一目瞭然!が追及されています。
 写真という手段によって、
 作家さんがどのようなデザイン&色合いの本棚を
 仕事場あるいは自宅に設え、
 どんな具合にどんな書物を並べているのか、
 すっぱり明らかにされちゃいました♪

 あ、これはお仕事の資料に使う御本だわね。
 こっちの御本は年季が入ってるから
 プライヴェートな所蔵品なんでしょうね。
 写真集、サブカル系、
 あらっ、ここのコーナーを占めているのは――

「まんがッ、でスゥ!」
「がるるぐるぐるがるっ!」(←訳:皆さん漫画好きだねっ!)

 そんな風に関心させられる『本棚の持ち主』さんは、
 角田光代さんに始まり、
 桜庭一樹さん、
 石田衣良さん……と、総勢17人の作家さんたち。

「おッきなァ、ほんだなッ!」
「ぐるぐるぐ~る!」(←訳:書庫が広~い!)
「やぱりィ、ぷろふぇッしょなるゥ!」

 個人的にグッと来てしまったのは、
 御本のラスト、
 故・中島らもさんの書棚です。

 らもさんの本棚について語ってくださるのは、
 奥さまの中島美代子さん。
 そのお話と、一枚の写真――
 らもさん宛の、優秀な広告を制作したことを讃える表彰状と、
 表彰状の前に置かれた絵本『ちいさいおうち』に
 思わず息を呑みます。
 そして、らもさんの手垢がくっきり刻まれた、
 たくさんの本たち……。

「なんだかァ、まぶしいィッ!」
「がるがるるぅ!」(←訳:ステキだなぁ!)

 活字マニアさんにとっては
 見過ごせない《本》の本です。
 本大好き!な皆さま、
 文庫のコーナーで、ぜひ手に取ってくださいね!


 
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