「こんにちわッ、テディちゃでス!
やたッ! たいとるゥ~ぼうえいィでス!」
「がるる!ぐるがるる!」(←訳:虎です!剛拳でした!)
こんにちは、ネーさです。
世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦で
井上尚弥さんが勝利!
お祝い&お疲れさまの大拍手を送りながら、
さあ、本日の読書タイムは、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― アンソロジー 舞台! ――
著者は収録順に、近藤史恵さん、笹原千波さん、
白尾悠さん、雛倉さりえ さん、乾ルカさん、
2024年3月に発行されました。
「またもォ、あんそろじィ~?」
「ぐるるがぅるるぅるぐる!」(←訳:今回はフィクションだよ!)
ええ、前回記事で御紹介した『喫茶店』は
エッセイ作品のアンソロジーでした。
対して、こちらは、
東京創元社刊『紙魚の手帖』vol.10の
特集《舞台(ステージ)!》を書籍化したもので、
短編小説5篇が収録されています。
ミュージカル、2.5次元、
バレエ、ストレート・プレイなど、
《舞台》を主題とする物語は
いずれも非常に魅力的ですが……
「まくあけはァ、げんきィよくゥ!」
「がぅるるぅーるるぐるる!」(←訳:ファンファーレで行こう!)
この御本の幕開けを飾る、
近藤史恵さん著『ここにいるぼくら』。
読み手のココロをガシッと!
たちまち摑んでしまうこちらの作品が
私たちの最推しですよ。
「やくしゃさんはァ、おおいそがしィでスゥ!」
「ぐるるがるぐる!」(←訳:突然の出演依頼!)
琴平達矢(ことひら・たつや)さん、
劇団トーンリスト所属、34歳。
8月の定期公演が終わったばかりの
琴平さんのもとへ、
突然、出演の依頼がありました。
東京で2週間、
大阪や福岡など地方公演も予定されている、といいますから、
興行の規模としては小さくなさそうです。
劇団の事務所から転送してもらった書類に
記されていた演目名は、
『大江戸ノワール』。
「ふむむむゥ!」
「がるる!」(←訳:来たね!)
さっそく演出家さんと面談した琴平さんは、
目を丸くしないではいられません。
2.5次元?
江戸を舞台としたソーシャルゲームが原作?
それを、ぼくが?
いえ、琴平さんは怒ったり馬鹿にしてるんじゃなくて、
単純に驚いているんです。
舞台俳優として10年以上やってきて、
運動神経には自信があるし、
殺陣(たて)も出来て、
けれど、特別な売れっ子俳優でもないぼくに、
どうして声が掛かったんだろう?
演出家さんは、
声がキャラの声優に似てるからだ、
とか言ってますが……?
「なやみはァ~あとまわしィ!」
「ぐるるがるるる!」(←訳:お稽古しないと!)
衣装合わせに、宣伝用のフォト撮り、
他の俳優さんとの顔合わせと、
台本の読み合わせ等々。
11月アタマの初日まで、
やらねばならないことは山のよう。
いつも演っている劇団でのお芝居とは
何もかも違って感じられる
2.5次元の《舞台》。
はたして、
観客さんたちの反応は――
「ううゥ~きんちょうゥするゥ~…」
「がるるぐるるる!」(←訳:無限のドキドキ!)
琴平さんの役柄って、いったい?
衣装やメイクは、どんな感じ?
といった重要なポイントは、
はい、読んでのお楽しみ、ですよ。
《舞台》大好きな方々に、
LIVEを愛する方々にも
おすすめの文庫作品です。
ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪
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