「こんにちわッ、テディちゃでス!
ふァふッふゥ! ふッてきたでスゥ~!」
「がるる!ぐるがる~!」(←訳:虎です!足元注意~!)
こんにちは、ネーさです。
寒過ぎて眼と喉がヒリヒリしますね。
もう厳冬は充分だわ~春よ早く来ておくれ~
と心底から願いつつ、
さあ、読書タイムですよ。
本日は、こちらの御本を、どうぞ~♪
―― 兇人邸の殺人 ――
著者は今村昌弘(いまむら・まさひろ)さん、
2021年7月に発行されました。
『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』に続くシリーズ第3作は、
2021年のミステリランキング上位を席捲!
「ぱちぱちぱちィ!」
「ぐるるがるるぐるぅ!」(←訳:今回も驚きの連続ぅ!)
『魔眼の匣の殺人』から、
わずか数ヶ月後……
神紅大学ミステリ愛好会の
葉村譲(はむら・ゆずる)さん、
剣崎比留子(けんざき・ひるこ)さんは
新たな事件に”飛び込む“こととなりました。
寂れかけた風情を逆手に取り、
《生ける廃墟》
などと呼ばれて、
SNSでも話題になっれいる某テーマパーク。
そこへ同行して欲しい、と
依頼されたのです。
「いらいィ?」
「がるるるぐる?」(←訳:どういうこと?)
依頼主さんたちは、知っていたのです。
剣崎さんが、
“事件を引き寄せる体質“の持ち主である、と。
依頼主さんたちの目的は、
“事件を起こす“こと。
ええ、その目的は、
達せられたように見えました。
何しろ、テーマパークに到着した直後から、
想定外のアクシデントが頻出!
「こここッ、これはァ??」
「ぐるるるがぅるる?」(←訳:ミステリじゃない?)
本格ミステリとして評判が高い今シリーズですが、
ページを捲るにつれ、
いやこれパニック系ホラーなの?
サバイバルゲーム系ダークファンタジーかな?
と私たち読み手は翻弄されます。
廃墟のようなテーマパークに聳える
兇人邸の暗がりから、
探偵・剣崎さんはどんな《謎》を拾い上げ、
どう解決に導くのか――
「ちゃちゃッとォ、かいけつゥしてェ~」
「がぅるるっるぐるるる!」(←訳:ちゃちゃっと逃げよう!)
ホラー色を帯びつつもミステリ作品ですので、
これ以上のお喋りはネタバレ回避のため厳禁……
ではありますが、
物語の鍵のひとつは、
クローズドサークル――《密室》。
ですから、
密室ミステリ好きな活字マニアさんに、
廃墟好きな方々にも
激おすすめの力作ですよ。
ぜひ、手に取ってみてくださいね~♫