テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

古都にて、腕試し?

2015-05-24 21:50:02 | ブックス
「こんにちわゥ、テディちゃでス!
 むむゥ!おうじゃのォ、かんろくゥ!」
「がるる!ぐるるがぅるる!」(←訳:虎です!さすがチャンプ!)

 こんにちは、ネーさです。
 ジロ・ディ・イタリア2015個人TTでは今日も華麗なドラマが見られました。
 昨日総合首位を奪われたコンタドール選手が
 力走の末、首位を奪い返す……!
 くぅ~カッコいいなぁ!とエールを送りつつ、
 さあ、読書タイムで活字のドラマも御堪能あれ~♪

  



           ―― 純喫茶《一服堂》の四季 ――



 著者は東川篤哉(ひがしがわ・とくや)さん、2014年10月に発行されました。
 《謎解きはディナーの後で》シリーズの人気作家・東川さんが、
 新たなミステリ作品の舞台に選んだのは……
 鎌倉です!

「かまくらァ~♪♪」
「ぐるがるる!」(←訳:有名観光地!)
「テディちゃ、かまくらァだいィすきでスゥ~♪」

 神奈川県では、
 いえ、関東圏でも大人気の観光地・鎌倉。

 MM21地区を中心とする横浜、
 いま何かを話題の温泉リゾート箱根と並んで、
 神奈川観光の目玉、ですね。

「これからのォきせつはッ!」
「がるるるぐるる!」(←訳:もちろん紫陽花!)

 サクラ、アジサイ、バラ、ボタン、と
 鎌倉は花の名所であり、
 そして……小路の名所でもあります。

 歴史がある、つまり古い街である鎌倉は、
 狭い道がけっこう多いのだと、
 鎌倉散歩の経験をお持ちの方々は
 よく知っておられるでしょう。

 そんな細道がつらなる住宅街の一角、
 ごく普通の民家に、
 小さな小さな看板が掲げられています。

「じゅんきッさァ~…」
「ぐるる??」(←訳:一服堂??)

 雨宿りできるところはないか、と
 喫茶店を探しているのは
 放談社(ほうだんしゃ)という出版社社員の
 村崎蓮司(むらさき・れんじ)さん。

 『週間未来』編集部に所属する彼は、
 先日、或る事件に巻き込まれてしまい――

「おおッ! それじゃァ、きじにィしないとッ!」
「がるがるるるるぐる!」(←訳:事件レポ記事を掲載!)

 ええ、村崎さん本人も、

   記事にしよう!
   いや、俺の手によって書かれるべきなのだ!

 と意気込んでいるのですが……

 すべての事件記者、
 必ずしも名探偵ならず。

「ふァ~、やぱりィ~…」
「ぐるるがるるぐるる!」(←訳:探偵は稀少種だもん!)

 ところが、その稀少種が、いたのです。
 《純喫茶一服堂》の、奥の奥に――

 ってことで、
 ストーリーのご紹介は、ここまで!

「ええッ? もうゥおわりィでスかァ?」
「がる!」(←訳:ケチ!)

 4話から成る連作短編集は、
 あっちにもこっちにも
 笑いと伏線と罠が仕掛けられているんです。
 これ以上お喋りすると、
 ネタをバラしてしまうことになるので、
 ダメです、秘密です。

 ただ、著者・東川さんの得意技=密室トリックが炸裂!
 ってことだけは言っちゃってもいいかしら♪

「ふぁんたすちッくでェ~」
「ぐるるるるぅっる!」(←訳:アクロバティック!)

 少女コミック風??な表紙画の中身は、
 一見チャラそうでいて、
 でも実はカチリと硬質なミステリが
 読み手の“お客さま”を待っています。

 犯人は、誰だ?
 方法は?
 動機は?

「ふふふッ! そのォちょうせんッ!」
「がるる……るるるるるぅ?」(←訳:うけて……みようかなぁ?)

 ミステリマニアさん、ぜひ、腕試しを。




コメント
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