「こんにちわァ、テディちゃでス!
むむゥ! でたなッ、あやしのォものッ!」
「がるる!ぐっるがるるるる!」(←訳:虎です!きっとオバケです!)
こんにちは、ネーさです。
妖しの物とか、お化けとか、失礼しちゃってますが、
いーえ、本日の読書タイムで主演の座に輝いているのは、
滅法ステキなフツーの猫ちゃんですよ。
……それとも、フツーじゃないんでしょうか?
詳細は、はい、こちらを、どうぞ~!
―― 鯖猫長屋ふしぎ草紙 ――
著者は田牧大和(たまき・やまと)さん、2013年6月に発行されました。
くうぅ~!可愛い!
猫好きさんをジャケ買いならぬジャケ読みに走らせる表紙画は丹地陽子さん、
装幀は泉沢光雄さんによるものです。
あ、『鯖猫』は『さばねこ』とお読みくださいね~♪
「こいつがァ、さばねこゥ~??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:三毛に見えるよ?)
ええ、それがね、
猫の毛の模様って、本当に色々な種類があるらしくて。
三毛、というのは白・茶・黒のニャンコさん。
いまや、和猫(日本猫)の三毛ちゃんは超少数派だそうですが、
お江戸の時代も事情はさして変わらなかったみたいね。
白・茶・鯖縞(さばじま)のトリコロール。
ほんの少し小柄な雄猫で、
つややかな毛並、凛々しい顔立ち。
まあ、それだけならちょっと珍しいわね、で済んでしまいそうなこの猫ちゃん、
不思議なチカラを持っているとの評判です!
「ふしぎなァちからァ、ッてェ~…」
「がっるるが――」(←訳:やっぱり妖――)
「でたッ!」
違うんですってば。
不思議な評判っていうのは、良い評判なんですよ。
或る日のこと、
猫ちゃんは、出かけようとする人間たちの前にデンと陣取り、
『通せんぼ』をいたしました。
その梃でも動かぬ鋼鉄の『通せんぼ』ぶりに
人間たちは仕方なく、外出を諦めます。
と、どうでしょう!
人間たちが出掛けようとしていた目的地、
12年ぶりのお祭りで大賑わいとなった永代橋は、
橋上に集(つど)った見物人の重みに耐えきれず崩壊した!というではありませんか!
「ええェ~??」
「がるる~??」
以来、猫ちゃんが飼い主さんと暮らす長屋は
《鯖猫長屋》と呼ばれるようになり、
また、猫ちゃんは住人たちから甘やかされ、
いえ、何くれとなく目をかけてもらい、
悠々快適な毎日を送っています。
けれども、もちろん、
いいこともあれば、悪いことも忍び寄ってくるもので……
こっそりと、
《鯖猫長屋》の様子を窺う怪しい気配が?
「うむッ! そッちがァ、ほんもののォ~」
「ぐるっ?」(←訳:妖怪っ?)
猫ちゃんの本名はサバ。
そして、飼い主にして、
歌川国芳さんを想わせる絵師の青井亭拾楽(あおいてい・しゅうらく)さん。
一匹とひとり、じゃなくて、
ふたりと《鯖猫長屋》の住人たちは、
どうやって危機を乗り越えてゆくつもりなのか――?
「あくにんどもめッ! くらえッ、ねこぱんちィ!」
「がるるがるっ~る!」(←訳:爪研ぎアタッ~ク!)
ニャンコ好きさんには大のおすすめ!
お江戸もの好きな活字マニアさんにもおすすめの
楽しくもエンタな長屋噺です。
ニャハハ、とニヤつきながらお読みあれ~♪
むむゥ! でたなッ、あやしのォものッ!」
「がるる!ぐっるがるるるる!」(←訳:虎です!きっとオバケです!)
こんにちは、ネーさです。
妖しの物とか、お化けとか、失礼しちゃってますが、
いーえ、本日の読書タイムで主演の座に輝いているのは、
滅法ステキなフツーの猫ちゃんですよ。
……それとも、フツーじゃないんでしょうか?
詳細は、はい、こちらを、どうぞ~!
―― 鯖猫長屋ふしぎ草紙 ――
著者は田牧大和(たまき・やまと)さん、2013年6月に発行されました。
くうぅ~!可愛い!
猫好きさんをジャケ買いならぬジャケ読みに走らせる表紙画は丹地陽子さん、
装幀は泉沢光雄さんによるものです。
あ、『鯖猫』は『さばねこ』とお読みくださいね~♪
「こいつがァ、さばねこゥ~??」
「ぐるるがるがる?」(←訳:三毛に見えるよ?)
ええ、それがね、
猫の毛の模様って、本当に色々な種類があるらしくて。
三毛、というのは白・茶・黒のニャンコさん。
いまや、和猫(日本猫)の三毛ちゃんは超少数派だそうですが、
お江戸の時代も事情はさして変わらなかったみたいね。
白・茶・鯖縞(さばじま)のトリコロール。
ほんの少し小柄な雄猫で、
つややかな毛並、凛々しい顔立ち。
まあ、それだけならちょっと珍しいわね、で済んでしまいそうなこの猫ちゃん、
不思議なチカラを持っているとの評判です!
「ふしぎなァちからァ、ッてェ~…」
「がっるるが――」(←訳:やっぱり妖――)
「でたッ!」
違うんですってば。
不思議な評判っていうのは、良い評判なんですよ。
或る日のこと、
猫ちゃんは、出かけようとする人間たちの前にデンと陣取り、
『通せんぼ』をいたしました。
その梃でも動かぬ鋼鉄の『通せんぼ』ぶりに
人間たちは仕方なく、外出を諦めます。
と、どうでしょう!
人間たちが出掛けようとしていた目的地、
12年ぶりのお祭りで大賑わいとなった永代橋は、
橋上に集(つど)った見物人の重みに耐えきれず崩壊した!というではありませんか!
「ええェ~??」
「がるる~??」
以来、猫ちゃんが飼い主さんと暮らす長屋は
《鯖猫長屋》と呼ばれるようになり、
また、猫ちゃんは住人たちから甘やかされ、
いえ、何くれとなく目をかけてもらい、
悠々快適な毎日を送っています。
けれども、もちろん、
いいこともあれば、悪いことも忍び寄ってくるもので……
こっそりと、
《鯖猫長屋》の様子を窺う怪しい気配が?
「うむッ! そッちがァ、ほんもののォ~」
「ぐるっ?」(←訳:妖怪っ?)
猫ちゃんの本名はサバ。
そして、飼い主にして、
歌川国芳さんを想わせる絵師の青井亭拾楽(あおいてい・しゅうらく)さん。
一匹とひとり、じゃなくて、
ふたりと《鯖猫長屋》の住人たちは、
どうやって危機を乗り越えてゆくつもりなのか――?
「あくにんどもめッ! くらえッ、ねこぱんちィ!」
「がるるがるっ~る!」(←訳:爪研ぎアタッ~ク!)
ニャンコ好きさんには大のおすすめ!
お江戸もの好きな活字マニアさんにもおすすめの
楽しくもエンタな長屋噺です。
ニャハハ、とニヤつきながらお読みあれ~♪