テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ついついヒイキしちゃうのは……?

2013-11-24 21:24:21 | ブックス
 こんにちは、ネーさです。
 今日は大相撲九州場所の千秋楽でしたが、
 八王子市夢美術館にて開催の『ムットーニワールド からくりシアターⅢ』も最終日でした……。

「こんにちわァ、テディちゃでス!
 ひかりのォからくりまじゅつしィ、むッとーにさんッ!」
「がるる!ぐるるぐるがるる!」(←訳:虎です!上演会最高でした!)

 光と音楽のからくりシアターの余韻を引きずりつつ、
 さあ、本日の読書タイムは、こちらを、どうぞ~!

  



 
            ―― 名軍師ありて、名将あり ――



 著者は小和田哲男さん、2013年10月に発行されました。
 『NHK知るを楽しむ 歴史に好奇心 2009年1月~戦国名軍師列伝』に加筆し、
 あらためて刊行されたのがこの御本です。

 では、ここで!
 クイズですよ、テディちゃ、虎くん!
 NHKで、軍師、といえば――

「ふァいッ!
 たいがァどらまァ、でス!」
「ぐるるがるぐるる!」(←訳:来年の大河だよね!)

 ええ、そうらしいのよね。
 2014年1月から放送される大河ドラマは、
 『軍師官兵衛』!
 主演は岡田准一さん!

 ムットーニさんが光の魔術師だとしたら、
 軍師官兵衛こと黒田官兵衛さん(1546~1604)は、
 《軍略》と《戦略》の魔術師、ともいえましょうか。

 この御本では、
 黒田官兵衛さんをはじめ、

   太原雪斎さん(今川家に仕える)、
   山本勘助さん(武田家に仕える)、
   立花道雪さん(豊後国の大友家に仕える)、
   竹中半兵衛さん(豊臣家に仕える)、
   山中鹿之助さん(尼子家に仕える)、
   片倉小十郎さん(伊達家に仕える)、
   直江兼続さん(上杉家に仕える)

 と、いわゆる戦国時代の軍師さんたちの
 業績(戦果)と略伝が紹介されています。

「なおえかねつぐさんッ、しッてるでスゥ~!」
「がるるるるぐるる!」(←訳:勘助さんも有名人!)

 歴史マニアさん&歴女さんにとっては、
 基本で初級、かもしれませんが、
 歴史解説の名手・小和田さんの筆は
 無駄なく、
 また大袈裟さもなく、
 実に的確に軍師たちの肖像を組み上げてゆきます。

 彼らが何を為したか、
 そして反対に、
 何を成し得なかったか……。

「むむゥ! ゆうしゅうなァ、ぐんしさんもォ~…」
「ぐーるぅるるがぅるるるる~…」(←訳:パーフェクトじゃないんだ~…)

 岡田准一さん演じる官兵衛さんは、
 はたしてどんな軍師なのでしょうか?
 機智のかたまり?
 鉄人?
 激情派か冷静派か?

 私ネーさ、官兵衛さんのライバルといわれた竹中半兵衛さんが好きなのですが、
 TVドラマの中でふたりは――

「けんかァばッかりィ?」
「がるるぐるぅ?」(←訳:仲良しかなぁ?)

 戦国時代マニア以外の方々にも楽しめる、
 好感度大な歴史読本です。
 ぜひ、自分のごひいき軍師さんを見つけてくださいね!



 

 
 
コメント
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