銀世界に“紅”のぬくもり 愛荘・金剛輪寺 寒桜ちらほら
厳しい冷え込みで滋賀県内各地で雪が舞った18日、
湖東三山の金剛輪寺(愛荘町松尾寺)境内では、
ちらほら咲きの寒桜の薄ピンクの花が白い雪をかぶった姿が見られ、
初観音に訪れた参拝者らの目を楽しませた。
日中降り続いた雪で境内は一面白くなり、
国宝・本堂前の寒桜も枝先に咲いた薄ピンクの花びらや
つぼみが白い雪帽子をかぶった。
初観音で僧侶7人が本堂で大般若経を転読し、
県内外から大勢の参拝者が訪れる中、
珍しい紅白のコントラストをうっとりと眺めたり、
熱心にカメラに収める人の姿が見られた。
愛知県一宮市から訪れた加藤政光さん(63)は
「桜に雪とはびっくり。白にピンクの色合いにはぬくもりを感じる」と話していた。
寒桜は徐々に花を増やしながら4月上旬まで見られるという。