鉾ギシリ 祇園祭、子どもら曳初め
祇園祭の山鉾巡行を前に、建て終わった鉾の「曳初(ひきぞ)め」が12日、京都市内の中心部であった。
祇園囃子(ばやし)が響く中、地元の子どもたちや観光客が手にした綱の重さを感じながら巨大な鉾を動かした。
曳初めは函谷(かんこ)鉾、鶏鉾、月鉾、菊水鉾、長刀鉾の5基であり、うち4基が集まる四条室町周辺は多くの人でにぎわった。
「エンヤラヤー」の音頭を合図にギシギシと音を立てて動きだし、参加者は鉾を見上げて迫力ある光景を楽しんだ。
長刀鉾で綱を引いた洛央小6年の佐藤舞さん(11)は「すごく大きな力がいるんだと思った」と話し、杉野希恵さん(12)は「乗っていたお稚児さんの舞に迫力があった」と笑顔を見せた。
山鉾の曳初めは13日にも、放下鉾、船鉾、岩戸山、北観音山、南観音山で行われる。
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