ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

職業としての学問

2018年06月20日 | Japanese Books


「職業としての学問」は、大学の西洋政治思想史でウェーバーを何冊か読まされたときにちらっと読んだんだけれど、プロテスタンティズムの理論があまりにも何回で、こちらの本は内容が比較的簡単なので読み飛ばしたというか、さらっと読んだ程度だった。たまたま新訳が出ているのを見つけたので、改めて読み直してみようと思った。三浦展訳。


↓あるスラムの家で昼食を準備している様子


「知る価値があるということは証明できない」という前提を投げられると、今自分がやってる調査に本当に価値があるのかどうかは、検証できないのだろうかとか思ってしまうのであるが・・・・倫理観と学問的追求にがんじがらめになる医者もいるし、学問的な発見がすべて社会に貢献するとは限らないし、そもそも研究自体が面白くても無価値とか無意味ってことがあるんだろうか。

↓教員は、学生に価値観を押し付けるなという厳しい訓戒も繰り返し述べられてる



ドイツ的な演説だなと思いつつ、こういう歴史に残る演説の場で話を聞いてみたいなと思ったのである。